教育福祉学科ニュース

202407.12
教育福祉学科ニュース

【教育学部】先輩の思いを引き継いで

本学には、「ゼミ(ゼミナール)」と呼ばれる学生と指導教員(担当アドバイザー)が一緒になって課題解決活動をする授業があります。3年生は、PBLProblem Based Learning)に取り組んでいます。

PBL」では、➀問題の発見(持続可能な資源を残したい、子どもたちに伝わることをしたい)、➁仮説の設定(ゼミの先輩たちの思いを引き継ぎ、子どもたちが海を大切にする気持ちを持ってほしい)、➂解決策の考案(神戸海上保安庁と連携し、海洋汚染防止壁画の修理に取り組み、見てもらいことで関心を持ってもらう)、➃解決策の実践(今回の報告)、⑤振り返りをゼミ生で協力して行います。活動過程で必要な知識や技術を、調べたり身に付けたりしました。2年前の改修に参加した先輩方の思いも引継ぎ、今回の活動に取り組みました。

(教育学部 大平誠也)

普段のゼミは主に卒業論文に向けての取り組みをメインに活動しています。今回(5/316/7)は、須磨海岸での社会貢献活動です。

私たちは、531日と67日の2日間に渡り、海上保安庁に約40年務めた大待さんや現職の海上保安庁職員の方々と神戸市須磨海岸で共に活動することで海洋汚染に関する様々なことがらについて学びました。活動内容は、海洋プラスチック問題や海上保安協会より発行された大待さんが手がけた物語「うみがめマリンの大冒険」についてから、日本近海の海洋汚染状況について学びました。また、青い海を愛する心を涵養するため海上保安庁のスローガンでもある「未来に残そう青い海」が書かれた更衣室やトイレのプレハブアートの改修のお手伝いをしました。活動中、「普段経験できない活動ができた」、「海の環境問題について子どもたちにも伝えていきたい」などの声があがりました。私たちにとって様々な気付きがあり貴重な経験になりました。また、須磨海岸を行きかう県民の方々にもお声がけいただき、やりがいを実感しました。今回の改修だけにとどまらず、私たちの次の世代またその次の世代まで青い海を残していけるよう大待さんと協力し、絵本「うみがめマリンの大冒険」の読み聞かせなどにも取り組みたいとふりかえりました。

普段の卒業論文作成の授業ももちろん大切ですが、大学を出て行う活動にも意味があると私たちはふりかえりを通して改めて理解しました。

(教育学部 3年 林滉太郎)

*【海上保安庁 第五管区】 須磨海岸に描く想い~うみがめマリンが伝えたいこと~

https://www.youtube.com/watch?v=VByHbJkY8iY

改修前
大平先生_改修前1.jpg
大平先生_改修前2.jpg

*これから描くための下地塗りをしました。 他の面も同様に再塗装しました。

改修後
改修後.jpg

*私たちが塗ったキャンパスに、大待さんが描きました。

集合写真.png

*楽しい2日間でした。貴重な体験をありがとうございました。

【准教授 大平 誠也】

この記事をシェアする

  • Facebook
  • LINE
  • Twitter