大学からのお知らせ

202412.27
大学からのお知らせ

「グローバル社会において何を学び、どのように成長していくべきか」シンポジウムを開催

2024年12月21日(土)、学校法人濱名山手学院の創立100周年を記念して、神戸市の「Kobe Co Creation Center」にてシンポジウムが開催されました。

テーマは「グローバル社会において何を学び、どのように成長していくべきか」で、上智大学の曄道佳明学長をお招きし、本学の濱名篤学長とともに講演と活発な議論が行われました。冒頭、濱名学長はシンポジウムのテーマ選定について説明し、次世代を担う高校生に焦点を当て、両大学が長年培ってきた知見を現代のグローバル社会が求める人材像と融合させ、これからの社会を牽引する高校生と共に深く議論していきたいと述べられました。

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濱名先生挨拶
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曄道先生講演

最初に行われた曄道学長の講演では、「一方的な講義ではなく、高校生や大学生の皆さんと共に考えていきたい」と前置きした上で、大学で学ぶ意義や人の成長について考察しました。部活動、塾、高校、家族、教員などから得られる学びの機会、体系的な学び、協働の学び、そして他者や異質からの学びの重要性を強調。学びの上に人の成長があり、学びの上に個性が養われ多様性につながると述べました。 続いて行われた濱名学長の講演では、「人間学」の視座から「人はいつまで生きるか」「いつまで働き続けるか」といった普遍的な問いかけがなされました。来場者の思考を深めるとともに、活発な意見交換を通じて、多様な価値観が交錯するグローバル社会において、若者たちが身につけるべき「生き抜く力」について深く考察しました。

両学長ともに、グローバル社会で活躍するためには、多様な文化に触れ、異文化理解を深め、様々なバックグラウンドを持つ人々と協力し、国際的な課題解決能力を身につけることが重要だと強調しました。これまでの枠にとらわれない柔軟な思考と行動力が必要であり、大学はそうした人材育成の責務を担うべきだと述べられています。

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後半のパネルディスカッションでは、曄道学長、濱名篤学長、タマサート大学のSupreedee Rittironk副学長が参加し、学生たちと多様な視点から議論を展開しました。高校生・大学生は、海外留学経験を通じて異文化理解と多様性の重要性を強調し、グローバルな課題解決には多角的な視点が不可欠であることを示しました。

質疑応答では高校生に限らず、大学生からの質問が飛び、「大学生が大学の中で、どのような学びをするべきか?」「大学はグローバル人材育成のためにどのような支援を行うべきか」など議論を深める質問が飛びました。その他、オンライン、対面ともに参加者から活発な質問が寄せられ、

また両学長とSupreedee副学長は、学生たちの発表を受けて、それぞれの経験を踏まえた、具体的なアドバイスやメッセージを送りました。

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今回の100周年記念イベントの締めくくりとなったシンポジウムは、グローバル社会で活躍する人材育成をテーマに、高校生や大学生が熱心に議論を交わし、盛況のうちに幕を閉じました。参加者からは、「語学力だけでなく、多様な文化への理解が重要」「大学で学ぶ意義と意味をひとつ理解できた」といった感想が寄せられ、シンポジウムが未来を担う若者たちの意識を高めるきっかけとなったことが伺えます。

本学は、これからも学生たちがグローバル社会で活躍できるよう支援を続け、卒業後も生き生きと活躍できるよう、高等教育機関としての責任を果たし、発展を目指します。今後とも皆様からご支援・ご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げます

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