心理学科ニュース

202502.14
心理学科ニュース

【心理学部】トルコ南東部地震2年追悼のため、被災地カフラマンマラシュなどを村田昌彦教授がJICA関西と訪問しました(2025年2月)

阪神・淡路大震災30年、トルコ南東部地震2年の節目に、村田昌彦教授がJICA関西の木村 出所長らと、首都アンカラ、被災地カフラマンマラシュ市、さらにブルサ市を訪問しました。

これまで兵庫県はJICAと協力して、トルコ防災人材育成、防災教育施設開設支援などを行ってきました。この度、これらの研修に参加した関係者との意見交換を通じ、両国の防災協力の現状と課題を確認することに加え、阪神・淡路大震災の教訓をトルコと共有し、これまでのトルコー日本の防災協力の成果検証と今後の課題抽出などを目的としました。

 

活動は、25日(水)のカフラマンマラシュ大都市圏知事帰国研修員らとトルコと日本の防災協力の継続と発展について意見交換を行いました。翌26日は、震災2周年の追悼が営まれた共同墓地を訪問、同行したサンテレビ記者の被災者インタビューをサポートしました。その後、被災して復旧途上にある住宅建設現場やコンテナ仮設住宅などの視察を行いました。

2月7日はイスタンブール近郊のブルサ市にあるブルサ防災館で開催された「阪神・淡路大震災30年・トルコ南東部地震2年追悼シンポジウム」において、「阪神・淡路大震災の教訓を踏まえた防災計画を次世代につなぐ」と題した基調講演、その後のパネルディスカッションにも参加しました。このブルサ防災館は人と防災未来センターをモデルに2013年に開設された防災教育施設で、JICA関西、人と防災未来センターが技術協力や、現在の館長を含むブルサ市職員の本邦研修を実施するなど、全面的に開設支援を行った経緯があり、村田教授も開設前後に3回同館を訪問し、20243月には本学の学生7人とGSプログラムの一環で訪問しました。

さらに、首相府防災危機管理庁(AFAD)ブルサ支部を訪問し、「仙台防災枠組」の4つの優先行動に則ってトルコを災害に強い国にするために尽力されていることが確認されました。

2月9日には、首都アンカラで開催されたトルコ版「ぼうさい甲子園」の表彰式に参加し、小中高校生の防災に対する真摯な取り組みや完成度の高い防災教材を目の当たりにして、若年層にも防災減災が根付きつつあることを確認しました。

 

今後も、日本の経験と教訓を共有し、トルコとの相互協力関係を一層強化していくことが重要であると考えます。

 

今回のトルコ訪問はサンテレビニュース「トルコ・シリア地震から2年~被災地の現状と防災の取り組み、兵庫から視察トルコ防災の今」にて特集されました。番組内容についてはYouTubeから視聴可能です。

 

【サンテレビニュース(YouTube)】※ 外部サイト

トルコ・シリア大地震から2年 兵庫から被災地など視察(前編)⇒

トルコ・シリア大地震から2年 兵庫から被災地など視察(後編)⇒

 
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