
高大連携室
兵庫県立三木北高等学校における高大連携活動を実施
6月17日、兵庫県立三木北高等学校の2年生100人、3年生91人の生徒の皆さんに対し、本学のグローバル学部の寺井教授により、「USJ奇跡の復活」というテーマで高大連携授業(90分授業)を行いました。前半は、USJが開業初年度の来場者数としては世界一の記録を作ったにも関わらず、次年度以降は来場者数が年々減り続け、ついには初年度の半数まで減り続けた状況と、その状況を打開するため、徹底したマーケティング活動を行ったことにより奇跡のV字回復を実現したという講義が行われました。今では、日本でNo1の来場者数を集めるまでなったUSJですが、その要因となったマーケティング活動がどのような活動だったのかを、マーケティング実施前と後のテレビCMの違いなどを事例に挙げながらわかりやすく解説がなされました。

寺井教授自身、そのV字回復を実現した当時のマーケティングチームにマネージャーとしてUSJに在籍されていたこともあり、当事者ならではの説得力のある講義は参加者の心に大いに響いた様子でした。
休憩を挟んだ後半では、今後の進路を考えるヒントとして、寺井先生自身が実践してきた、やりたいこと、やれること、やらなければならないことの3つの円が交わる面積が大きければ大きいほど、人生はワクワク出来るといったお話と、そのためには何をすべきか?という講義が行われました。
同校では、2年前にも当時の2年生に対して同様の講義をする機会があったのですが、「2年前に寺井先生の講義を聞いて感銘を受けた生徒が多く、テーマパークやマーケティングに興味を持った生徒が経営学部やグローバルマーケティングが学べる大学を希望する生徒が増えた」とのお話を進路指導部長から頂戴しました。
本学の実施した授業が、大学に進学する意味や意義を同校の生徒さんが真剣に考えるきっかけになれたことは本学にとっても大きな喜びです。