心理学科ニュース

202508.18
心理学科ニュース

【心理学部】犯罪心理学専攻の学生を対象としたサービスラーニングの取組みで「警察サマーフェスティバル」においてフィッシングやSNSを中心とした詐欺防止ワンポイント講座を通じ、増加している犯罪手口の危険性や対処法を啓発

「インターネットを安全・安心に使える社会をつくる」をテーマに兵庫県警と連携し、夏休み期間中に開催された「警察サマーフェスティバルin明石」において、学生が安全性を県民に対して訴えるという形の授業を実施しました。

 8月3日(日曜日)イオン明石ショッピングセンターで「学生による詐欺防止ワンポイント講座」して、ステージ上から買い物客等に対して、昨今増加している「フィッシング詐欺」、「SNS型投資詐欺」「SNS型ロマンス詐欺」について、その悪質な手口、対処方法をプレゼンテーションを展開しました。

 参加した学生は17名で、3テーマをそれぞれの班がステージ上からモニターを利用しながら、訴えました。

サービスラーニングは体験型学習プログラムで、事前学習として神戸山手キャンパスにおいて兵庫県警察サイバーセキュリティ・捜査高度化センターサイバー企画課の担当官から、SNS等を中心にインターネットを使った詐欺について犯行手口や発生状況、効果的な対処方法の講義を受けました。

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また内閣サイバーセキュリティセンター(現国家サイバー統括室)発行の「インターネットの安全・安心ハンドブック」やIPA独立行政法人情報処理推進機構発行の「情報セキュリティ10大脅威」、兵庫県警察サイバー情報発信室発行の「サイバー防犯通信」等の資料を活用してプレゼンテーション用のパワーポイントや読み原稿の作成などの準備を行いました。

また、教室においてプレゼンテーションの練習を行い、パワーポイントの文字の大きさや配置、カラー、分かりやすいアニメーション効果について何度も修正を加えました。

更に声の大きさやトーン、間の取り方についても繰り返し練習し、如何に相手に分かりやすく伝わるかに拘った表現方法を模索しました。

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8月3日の「警察サマーフェスティバルin明石」においては、兵庫県警音楽隊の演奏の後、子供から高齢者まで様々な年齢層の買い物客に対して、直接プレゼンテーションという形でインターネットの安全利用に関する注意喚起を行いました。

中にはメモを取ったり、モニターに映るパワーポイントのスライドをスマートフォンで撮影する人がおられるなど、発表をしていた学生には教室内での講義では得ることが出来ない貴重な体験が出来ました。

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学外での体験学習は、直接目の前の地域住民に対して、学生自らがテーマに即した主張を訴えるというもので、その反応を肌で感じることが出来る授業です。参加した学生一人一人が緊張する中で、新たな気づきや発見を体得できる貴重な授業プログラムです。

本学においては、今回の様に兵庫県警察サイバーセキュリティ・捜査高度化センターサイバー企画課や兵庫県明石警察署との連携による授業プログラムを実施したように、他大学とは異なり警察本部や各警察署との直接的な交流が出来、その強みを生かしたプログラムの展開が可能です。

これからも、引き続き様々な授業プログラムに取り組みたいと思います。

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