大学からのお知らせ

202509.18
大学からのお知らせ

「テーマ型企業理解プログラム」(地域グルメ×関西国際大学)報告会を開催しました。

9月8日(月)に「地域グルメ×関西国際大学」をテーマとした「テーマ型企業理解プログラム」の報告会を開催しました。

 

このプログラムは兵庫県からの受託事業として、大学コンソーシアムひょうご神戸および神戸に本拠を置く有名食品企業5社のご協力のもと、

「業界視点と神戸企業視点から食品業を学ぶこと」を目的としました

本学尼崎キャンパス経営学科の学生20名が参加し、8月22日(金)から9月8日(月)までの期間に実施されました。

 

プログラムは、まず学内でのマナー講座と食品業界研究の講座受講からスタート。

その後、各協力企業での実習を行いました。学生たちは単に見学するだけでなく、ビジネスマナーの実践、メーカーと商社の役割、商品開発、そして流通・販売に関する理解を深める貴重な機会を得ました。

 

各訪問企業で学んだ内容は以下の通りです。

  エム・シーシー食品株式会社  :業務用食品の技術について、映像や試食を交えながら深く学びました。

  株式会社ロック・フィールド  :惣菜のブランディング戦略やフードロスへの対応策を体験しました。

  富永貿易株式会社       :営業力と棚割りモデルを通じたビジネスの仕組みを学びました。

  カネテツデリカフーズ株式会社 :「ねりもの」商品開発の変遷と、その未来像について考察しました。

  六甲バター株式会社      :神戸工場見学棟の運用について、学生目線でのアイデアを考察しました。

 

各企業への訪問・実習を終えた後には、事後学修として振り返りや報告書作成を行い、報告会当日を迎えました。

 

報告会には兵庫県産業労働部労政福祉課、大学コンソーシアムひょうご神戸、そして受入にご協力いただいた5社の担当者の方々にご出席いただきました。

冒頭、本学の濱名篤学長による開会の挨拶の中で述べられた「再内化が大切」という言葉が、報告会全体の重要なキーワードとなりました。

 

タイトルなし.jpg

 

発表は、各企業を担当した学生代表によって行われました。

学生からは、「小さな工夫の積み重ねが食の安全を支える」「伝えるだけでなく、伝わらなければ意味がない」「5社すべてが、単に売るだけでなく、誰かのためになる商品を作ろうとしている」といった、深い気づきが語られました。また、同じく発表した留学生からは「学んだ食の知識を自分の国に持ち帰りたい」という意欲的な意見も聞かれました。

①-3.jpg
①-2.jpg
①-1.JPG

その後、企業の方々からも貴重な講評が寄せられましたが、「こちらが学生から新たな気づきをいただいた」「様々な企業を見られることは、当社の若手社員が羨むほどの貴重な体験だ」といった肯定的な評価があった一方で、「表情が硬かった」「下ではなく、前を向いて発表するように」といった、今後の成長につながる具体的なアドバイスもいただきました。

これら双方の意見は、「今回得たことをどう生かすのか」という、「再内化」に向けた内容そのものでした。

 
②-1.jpg
②-2.JPG
②-3.jpg

なお、本プログラムを含めたコーオプ・プログラム/インターンシップ全体報告会を、11月8日(土)午前に本学尼崎キャンパスにてポスターセッション形式で実施します。当日は大学祭「HEARTフェスタ」も開催しており、ご来場のみなさまにもご覧いただけますので、ぜひお越しください。

  

今回のプログラム実施に当たり、ご協力いただいた企業・団体のみなさまには心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

(文中敬称略)

この記事をシェアする

  • Facebook
  • LINE
  • Twitter