関西国際大学三木キャンパスでは、2025年10月25日(土)・26日(日)の2日間にわたり、「第25回あじあん祭」が開催され、地域との連携を深めつつ、学びと楽しさを分かち合う、充実した時間を過ごすことができました。
今年のテーマは、あじあん祭実行委員会の学生たちが考案した「弾けろ!パッション」です。このテーマには、学生一人ひとりが心に秘めた情熱を思い切り表現し、そのエネルギーを仲間や地域の皆様と共有したいという強い願いが込められています。本学が重視する、学生の主体的・能動的な学びの姿勢とも深く結びつく、象徴的なテーマとなりました。
大学祭初日は、看護学科による「足の健康診断」やアロマヨガ、後援会による「防災クイズ」などが実施されたほか、桂三度さんと本学卒業生・桂あおばさんによる落語公演には多くの笑いが起こりました。さらに、2026年度に新設される「ゴルフマネジメントコース」の記念企画として、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の小山和顕氏を招いたアイアン試打会やゴルフレッスンも実施されました。来場者はプロの技術に直接触れる貴重な機会を楽しみました。
2日目は特設ステージを中心に、国際色豊かなプログラムが展開されました。留学生によるカラオケ大会、二胡の演奏、和太鼓の体験・演奏、教員によるカフェ、育児体験セミナーなど、多種多様な企画が来場者を楽しませました。
中でも注目を集めたのが、本学客員教授で前在ミャンマー日本国大使の丸山市郎氏による講演「ミャンマー情勢の現在:国際社会の動きと日本の役割」です。ミャンマーの現状や日本の関わりについて深く掘り下げた内容に加え、来場者との質疑応答を通じて、本学の別科生やミャンマーからの留学生に向けた力強いメッセージが届けられました。
今年度の「あじあん祭」は、能登半島地震の被災地支援を目的とした学生有志による募金活動や、地元の物産展、留学生による模擬店など、多様な文化を反映した企画が並び、学生や来場者が食や体験を通じて交流を深める中、終日熱気と温かさに包まれて盛況のうちに終了しました。
2日間にわたり会場を盛り上げてくださった後援会の皆さま、ご協賛企業の皆さま、準備に尽力した学生・教職員、そしてご来場いただいたすべての方々に、心より感謝申し上げます。