
高大連携室
202510.14
高大連携室
高大連携授業で「教師の仕事」を深く探る:関西国際大学 松尾教授が西宮南高校で講演
9月12日(火)、兵庫県立西宮南高等学校において、関西国際大学 教育学部の松尾 和宣 教授による高大連携授業が開催されました。高校生を対象に「教師の仕事とは」をテーマにした講演が行われ、活発なグループワークを通じて、教職への理解を深める貴重な機会となりました。
松尾教授は冒頭、生徒たちに「学校のルールとはどんなものか」と問いかけました。具体例として、給食時間のルールにはどのようなものがあったかをグループで話し合ってもらう時間を設け、生徒たちは自身の経験を振り返りながら活発な意見交換を行いました。
グループワークで出た多様なルールやその背景にある意図について議論した上で、松尾教授は授業のまとめとして、教師の役割を以下の3つの「つくる」仕事に集約しました。


- 「知」をつくる:授業などを通して、生徒たちが新たな知識やものの見方を獲得する手助けをする。
- 「人」との出会いをつくる:生徒同士、教師、そして社会との関わりを通じて、豊かな人間関係や学びの機会を創出する。
- 生徒や地域などの「みらい」をつくる:生徒一人ひとりの可能性を引き出し、地域社会の未来に貢献できる人材を育成する。
この授業は、教師という職業の多面的な役割と社会的な意義を高校生に伝え、将来の進路を考える上で大きな刺激を与えるものとなりました。西宮南高校と関西国際大学は、今後もこのような高大連携を通じて、生徒の学習意欲向上とキャリア意識の醸成を図っていく方針です。

