2025年12月19日(金)、兵庫県立三木東高等学校にて、本学学生が自らの学びやキャンパスライフを語る「進路講話・座談会」が開催されました。
今回登壇したのは、グローバル学部、心理学部、そして保健医療学部 看護学科に所属する3名の学生です。進路選択の真っ只中にいる高校生たちに対し、最も身近な先輩である大学生の視点から、専門分野の魅力や大学生活の真実を伝える貴重な機会となりました。



「伝えたい」想いを形に:学生たちが手作りしたプレゼンテーション
学生たちはこの日のために、多忙な講義や実習の合間を縫って、入念な準備を重ねてきました。「どうすれば高校生に学問の面白さを届けられるか」「自分たちが高校時代に抱いていた不安をどう解消できるか」を真摯に考え、視覚的に分かりやすいスライド資料を独自に作成しています。
自身の研究テーマや学生生活の日常、そしてなぜその進路を選んだのかという原体験を、熱意を持って構成した資料は、どれも学生たちの個性が光るものばかりでした。






真剣な眼差しが交差した、熱気あふれる対話の場
第一部の全体発表では、各学部の代表学生がそれぞれの専門領域について解説を行いました。 現役大学生から直接体験談を聞ける機会は、高校生にとって滅多にない経験です。留学体験、心理学のを学ぶ意義、看護グローバル専攻についてなど会場では、どの生徒も最後まで一言一句を逃さぬよう、真剣な眼差しで耳を傾けていました。メモを熱心に取る姿からは、先輩たちの言葉を自らの未来に重ね合わせようとする強い意欲が伝わってきます。
続く第二部の座談会では、より親密な距離感での交流が行われました。高校生からは、具体的な学習方法からキャンパスライフの醍醐味まで多岐にわたる質問が寄せられ、学生たちは自身の経験に基づいた等身大のアドバイスを丁寧に返していきます。教員や大人から聞く話とは異なる、少し先の未来を歩む先輩からの言葉は、生徒たちの心に深く響いたようです。


大学生の「現在地」が、高校生の未来を広げる一助に
今回の試みは、大学生が語る「現在進行形の学び」が、進路選択を控えた高校生にとって選択肢を大きく広げる一助となりました。大学という場所を単なる進学先としてではなく、自分の興味や関心を追求し、自己を成長させる場として具体的にイメージできたことは、生徒たちにとって大きな収穫と言えます。
同時に、自らの歩みを振り返り、他者に伝える機会を得た本学学生にとっても、自身の学びを再確認し、自信へと繋げる貴重な経験となりました。
関西国際大学は、今後もこのような「顔の見える」連携を通じて、次代を担う高校生たちのキャリア形成を力強く支援してまいります。
