西宮甲英高等学院にて、今年度の締めくくりとなる高大連携授業が開催されました。 今回のテーマは、地理的にも歴史的にも日本と深く関わりのある「台湾について知ろう」。本学経営学部の田中智子准教授と、台湾からの交換留学生である王さんが講師を務め、多角的な視点から台湾の素顔に迫りました。

歴史から紐解く「台湾」の多様な姿
授業の冒頭、田中准教授が高校生たちに「台湾のイメージ」を問いかけると、「料理が美味しい」「韓国と似ている」といった親しみやすい意見から、「台湾有事」といったニュースで目にする社会情勢まで、幅広い回答が挙がりました。
それらを踏まえ、田中准教授は台湾の歴史を以下の4つの時代に分けて詳しく解説。
- 原住民族時代
- 明鄭時代
- 日本統治時代
- 現代の台湾 複雑な歴史的背景を紐解くことで、高校生たちは今の台湾が持つ多様な文化のルーツを学びました。



留学生・王さんが語る「台湾高校生のリアルな一日」
続いて、前回行われた劉争先生による中国語授業の復習を兼ねた発声練習を行い、教室が温まったところで、留学生の王さんが登壇しました。
王さんからは、日本の高校生活とは異なる「台湾の日常」が紹介されました。
- 驚きの習慣:昼寝の時間があることや、成績に直結する早朝の小テスト文化。
- 放課後の過ごし方:日本ほど部活動は活発ではなく、勉強や食の楽しみが中心であること。
- 本場のグルメ:牛肉面(ニュウロウミェン)やルーウェイ、そして人気のドリンクスタンド「50嵐(ウーシーラン)」など、現地のリアルな食文化が紹介され、生徒たちは興味津々の様子でした。



交流会:素朴な疑問から広がる異文化理解
最後の質疑応答パートでは、高校生から王さんへ次々と質問が飛び出しました。 「アヒルの血を固めた料理(猪血糕など)ってどんな味?」「台湾の人はみんな辛い食べ物が得意なの?」「台湾固有のアニメはあるの?」といった具体的な質問に対し、王さんが丁寧に、時にユーモアを交えて回答。特に日本のアニメ「Fate」では高校生と共通の話題で笑いと驚きに包まれ、大いに盛り上がりました。
高大連携室より
今年度最後となった今回の授業は、知識を深めるだけでなく、同年代の留学生との交流を通じて「生きた異文化」に触れる貴重な機会となりました。 西宮甲英高等学院の皆さん、一年間熱心に受講していただき、本当にありがとうございました。皆さんの世界が、この授業をきっかけにさらに広がることを願っています。