学長室

ロシアによるウクライナへの武力による侵略を目の当たりにし深い憂慮の念を表明します。軍事力を行使し、国際法上許されない一方的な言い分で現状変更を行おうという侵攻によって、民間施設が破壊され、こどもたちを含む民間人からも多くの死傷者が出ていることに対し、抗議したいと思います。

関西国際大学はこれまで国際大学として、多くの国の協定大学と交流し、学生たちも多様性を理解し、自らも社会的貢献ができる人間の育成をめざし教育・研究に注力してきました。"安全・安心"は人間にとって最も基本的な人権の必要条件の一つです。戦争という蛮行によって、おおくの生命が奪われ、150万人以上の人々が他国に避難しなければならず、その避難すら安全には行われず、家族が分かれ分かれになるケースも頻発しています。こうした武力による現状変更が行われることを私たちは決して認めてはならないと思います。

危機に直面しているウクライナ国民に対し、心からの共感と支援を表明します。これから私たちにできる支援を考え、実行していけるように取り組んでいきたいと考えています。

一日も早く戦闘が終わり、ウクライナに平和が取り戻せるように祈りたいと思います。

関西国際大学学長 濱名 篤