地域社会での課題解決を目的としたサービスラーニングで、JICA関西での日本語クラスを実施するプログラムに参加した、英語コミュニケーション学科4年生の日名子 彩音さん。日本語クラスの参加者と積極的にコミュニケーションをとりながら、それぞれのレベルや関心に合わせた教え方を工夫されていました。
今回は、そんな日名子さんにお話を聞いてみました!

このプログラムに参加しようと思った理由は?
| 私はある教授からのきっかけで、インドネシアの日本語学校に日本語ネイティブ話者として1か月間、日本語を教えるというよりは日本の文化を伝えに行くということに参加させてもらったことがあって。それをきっかけに日本語教育のあり方が、今はまだちょっと行き届いてない部分が多すぎるんじゃないかなと目の当たりにして、本学のプログラムに参加しようと思いました。 |
活動の中で嬉しかったことや印象に残っていることは?
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1回目はたくさんの方に来ていただいて、まずはお互いのことを知るところから始まったのですが、2回目以降リピートしてこの授業に参加してくれた方々が日常生活で「ここでこう言いたかったけど言えなかった」ということを私たちに報告してくれて。「どうしたらいいかな」という相談をしてくれたことが、先生と生徒としての信頼感を生めたというのが、すごく私にとっては嬉しかったです。 |
活動の中で大変だったことや戸惑ったことは?
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本当にひらがなを読むとか初めて見るっていう段階の方々に対して教えることは、発音の練習だったり、やることはだいたい同じです。挨拶できて自己紹介できるくらいになってくると、例えば、日本語の「『私が』と『私は』」の違いは何ですか?」と細かいところが気になってくる時期の方々を教えるのがまず一番難しくて。またさらに上級者になって、自分の意見をちゃんと日本語で話せるようになってくると、例えば、国と国による違いだとかちょっとディープな部分の話を持ちかけられたときに、自分が日本のことを知らないことがすごく多かったので、日本語を教えるうえでやっぱり日本のことって知っておかないといけないなと思いました。 また、上級者になってくると、いかにキャッチボールできるかが大事なので、こちらの知識もちゃんとないといけないし、相手の国のことも知りたいので、基礎知識ぐらいは知っておくべきだなと考えさせられました。 |
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日本語クラスに参加した方と関わって感じたことは?
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基本的に私が担当した学生は、上級レベルの方が多くいたり日系の外国人の方だったり。先ほども言ったように、話のレベルが高く、すごくハングリー精神があると感じました。専門的な用語でも、私たちがぱって一言、文章の中に入れた言葉で自分がわからないものがあれば、すぐ話を止めて「それって意味なに?」と聞かれたりとか、すごく勉強熱心な方が多いなという印象でした。 |
活動を通じて考えが変化したことや成長できたと感じることはありますか?
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まずインドネシアの経験を経て、日本語教育っていうのがどういうふうにいま行われているのかというのを、すごく考えさせられたきっかけがそっちにあって。レベルごとに教え方がだいぶ変わってくるというか、話の内容ももちろん違います。例えばダイレクトメッセージ、SNS上でのやりとりでも漢字を使って送るべきなのかとか、相手への配慮っていうのがすごく大事になってくるんですが、教育というだけあって、日本語学習者の方々には今あるレベルよりちょっと上のものを提供するのが、私たちの役目なのかなと思いました。 相手のレベルとのギャップが少ないと、成長にはつながらないということをすごく実感できました。自分も英語を学ぶうえで、自分の英語レベルのものを練習するより、ちょっと上を勉強した方がいいんだなと、自分の勉強の仕方に対しても、すごく考え方が変わりました。 |
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今回の経験をこれからどのように活かしたいですか?
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私たちが一先生として今回やらせていただいきましたが、人と人とのコミュニケーションが結局は一番大事なんだなと改めて気付かされました。来年から就職するにあたって、就職のジャンルが日本語教育とは全く別のものにはなるのですが、相手への配慮の仕方とか、自分が専門的なことをしていて相手は全く関係ないというお客様もたくさんこれから出会うと思うので、そこでどういうふうに伝えたらいいのか、日本語教育を通してすごく勉強になったので、そこを活かしていきたいと考えています。 |
最後にメッセージをお願いします!
| たくさん難しいと思うところもあるし、自分が無知だなって思うところもあると思いますが、学習者と一緒に学んでいくっていうモットーを持っていれば、自分がわからないことを相手にも聞けるし、相手もわからなかったら聞ける関係が作れると思います。自分が無知なことを恥ずかしがらずに、先生だからと言ってとどまらず、わからないことは相手に聞いていいし、一緒にやるメンバーともどんどん話し合っていって、高め合うのが先生と生徒だと思うので、この活動をしたいと思う方はぜひ頑張ってください。 |
日名子さん、ご協力いただきありがとうございました!
このインタビュー動画は大学公式YouTubeで公開中です!ぜひご覧ください。