
教員紹介(経営学部 経営学科)

教授
樋田 大二郎 (Daijirou Hida)
- 所属
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経営学部 経営学科
人間行動学研究科 臨床教育学専攻
- 専門
地域マネジメント論、教育社会学
- 主な担当科目(学部)
初年次セミナー、プロジェクトマネジメント演習Ⅳ、マネジメント専門演習、基礎演習、教育社会学
- 主な担当科目(大学院)
「人間行動学演習」と「修士論文指導」
- 主な研究テーマ
「探究学習」「地域学校協働」「地域人材育成」
- 主な著作等
・『現代高校生の学習と進路―高校の「常識」はどう変わってきたか?』、2014年、学事出版(共著)
・『人口減少社会と高校魅力化―地域人材育成の教育社会学― 』、2018年4月1日明石書店(共著)
・『地域人材育成研究』第1号~第4号
■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください
50年ほど前になります。東北地方の高校に調査に訪れたときのことです。校長先生がため息交じりに次のように話されました。「私たちが一生懸命育てると、生徒が大都市に流出してしまう」そうです。
当時の日本の学校は、子どもを大都市に流出させる装置になっていたのです。しかし、今は違ってきました。学校は地域を豊かにする学びの場になりました。グローバル化が進む日本の学校では世界を学びます。しかし、今日の学校は生徒をグローバル企業の社員や国際公務員に育てる場合もあるものの、それだけでなく、若者が将来、自分の生まれた地域や自分が学んだ地域、そして、地球のあちこちの人が地に足をつけて暮らす地域で、地域や地域に暮らす人と協働して幸せづくりをする人材を育てます。
私は地方地域の訪問調査を重ねる中で、気づいたら、若者が今そして将来、地域に根付いた生活をする人材、あるいは地域に根付いた人たちを支援する人材になる仕組を研究するようになっていました。
■ プロフィール
神奈川県藤沢市で育ち、本人は生粋の湘南ボーイのつもりですが、長いこと自分の言葉の中に何か違和感を感じながら暮らしてきました。
母親が大阪の生まれで、自分の言葉の中に標準語とは違う要素があることにうすうす気づいていたのですが、関西国際大学に来て、私の言葉のルーツを知ることができました。
■ 高校生へメッセージをお願いします
経営学部では企業や行政のマネジメントだけでなく、自分自身をマネジメントすることを学べます。
社会に流されることや社会に働きかけることを含めて自分で自分をマネジメントすることや自分で自分の物語をつむぐことを学びます。
■ 講演・取材など協力可能なテーマ
学校を核とした地域活性化、人間関係の研修