教員紹介(国際コミュニケーション学部 観光学科)

教授

李 容淑 (Lee Yonsuku)

所属
国際コミュニケーション学部 観光学科
現代社会学部 観光学科
専門

国際観光、サービス経営、経営コンサルタント

主な担当科目(学部)

インバウンド産業論、アジア文化論、観光産業論、旅行商品企画論、観光実務論、観光産業特論、プロジェクトマネジメントⅠ・Ⅱ・Ⅲ

Q1:現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

私が担当している専門分野は、国際観光とサービス経営です。個人的に旅行や他の地域・異文化体験と探検することが大好きです。私は外国人として日本観光つまりインバウンド観光に関心がありました。その後、楽しい分野への研究活動と経営分析などに長い時間をかけました。

観光産業は裾野が広く、多くの業種・業界に渡って経済波及の効果を持つ産業であります。特に現代社会における観光産業は、無公害産業、世界最大の雇用産業として脚光を浴び、観光が国際経済に与える影響力が大きくなっています。世界中が経済不況に喘いでいる中でも最近日本の観光産業は、持続的な成長を見せて、2020年東京オリンピック・パラリンピックまでには外国人訪問客4,000万人を目指してグローバル時代における無限の成長産業として注目されています。

私はこの絶好の機会を逃さず、日本さらに世界を目指す専門人材育成のために全力を尽くしております。

Q2:プロフィール

日本は過去数十年間、自動車産業、電子・電気産業、化学産業、半導体や精密技術産業など資本力と高い技術で、世界の経済大国として成長してきました。日本の経済成長に伴い国民所得が高まり多くの日本人が海外旅行をするようになりましたが外国人の日本訪問客は少ない状態でした。日本政府は、周辺国から多くの外国人観光客を誘致するために観光局のシンポジウム、セミナー、観光旅行学会などを開催し、その場所で私は外国人の誘致戦略、外国人から見た日本の魅力、外国人を増加させるための催しなどに関する多くの研究と講義を行いました。

その後、益々日本を訪れる外国人観光客は増加し、2003年に小泉総理はビジット・ジャパン・キャンペーンを宣言、当時の私は、日本政府からビジット・ジャパン大使に任命されました。インバウンド観光産業の持続的成長のために、2008年には国土交通省の外局として観光庁が設立されました。

外国人観光客が増加するほど、私の研究やセミナー発表・自治体での講演も増加しました。 2016年に安倍総理が議長である「明日の日本を支える観光ビジョン会議」の7人の委員に委嘱された私は、新成長産業である新しいインバウンド観光の方向性を理解し実際に実践に対応ができる人材を育てることに使命感を燃やしています。

Q3:高校生へメッセージをお願いします。

私たちの多くは、子供の頃から学校で自分が一生懸命学んだことを社会で発揮して達成感とやりがいを感じ、最終的に幸せな生活を追求すると思います。そのためには、経済的能力を備えるべきでしょう。世界の経済や流れの変化が速くなり、4次産業革命が起こり、人間がAI、すなわちロボットと機械との競争をしなければならない激しい時代の中で、果たして経済的能力を満たすには、どうしたら良いでしょうか?私はグローバルな専門家をお勧めします。

外国語も学んで世界を広く見て視野を広げ、一般的な人より特別な能力を身に着ければ、自分のビジョンを自ら育てていく人材になるでしょう。単純労働から機能的労働になります。加えて仕事を面白く楽しくすることができ、満足度も高くなり、成果も良く、周りの人により寛大な人間になると思います。絶対にやれば出来る、もっとできます。勇気を持ってください。

Q4:講演・取材など協力可能なテーマ

国際観光論・日本伝統産業世界化・インバウンド観光と我々との関係・インバウンド観光と地域活性化など