経営学科コラム

202111.01
経営学科コラム

【経営学部】経営学の誕生・日本編

前回のコラムで、「経営学」の誕生は1911年であるとお話しました。

では、日本の経営学はいつ、どこで誕生したのでしょうか(何を基準にするかで答えは変わります)。


写真の石碑をご覧ください。「わが國の經營學ここに生まれる 1946年8月」とあります。1946年、旧制神戸経済大学(現神戸大学)に経営学専門部が開校され、これが母体となって1949年、我が国初の経営学部が新制神戸大学に設置されました。経営学を独立した学問として、日本で初めて位置づけたのは神戸大学である、ということを意味します。


これより前の1926年、日本で初めて経営学の科目が開講されたのも神戸大学の前身である神戸高商でした。

日本の経営学は神戸大学から始まったと言えるでしょう。

1.jpg
写真1
2.jpg
写真2

※写真1、2とも神戸大学六甲台キャンパスにて筆者撮影


【参考文献】
『経営学の開拓者たち-神戸大学経営学部の軌跡と挑戦-』上林憲男・清水恭洋・平野恭平(編著)、中央経済社、2021年.


経営学部 経営学科 教授 堀上 明

この記事をシェアする

  • Facebook
  • LINE
  • Twitter