グローバルコミュニケーション学科コラム

202205.09
グローバルコミュニケーション学科コラム

【Gコミ学科】英語を話すのは苦手?(その1)

日本人の多くは、英語を話すことが苦手です。その理由は、以下のようなものがあります。

  1. 日本語で考えて、英語に置き換えて言おうとしても、適切な単語や表現が思い浮かばないので、言いたいことがうまく言えない
  2. 英語の授業で、スピーキングの練習をほとんどしたことがない
  3. 英語の発音に自信がないので、通じるかどうか不安
  4. 日頃から、物事を考える習慣があまりないので、自分の意見を問われても明確に答えられない
  5. 「英語は度胸だ」と割り切っていても、結局通じないという経験を経て、口が重くなっている

これら5つの原因について、シリーズで解説していきます。

原因1)言いたいことが言えない

多くの日本人は、先ず日本語で言いたいことを考え、次に英語に訳すという作業を経て、英語を話しているので、話し始めるまでに時間がかかり過ぎます。さらに、スッと頭の中で思い浮かべることができる、つまり使える語彙や構文・表現の知識量が少ないことが、原因として考えられます。

例えば、単語を記憶する際に、多くの学習者は間違いを犯しています。英単語とその日本語の意味を1対1で結びつけようとするやり方です。この方法は、まったく無関係な2つのことばを無理やり結びつけようとしているので、直ぐに忘れてしまいます。しかも、記憶に残っている単語は、意味だけなので、使い方が分かっていないことから、知っているというだけではスピーキングで使えません。単語を覚える最高の方法は「忘れない工夫をすること」です。

何度も綴り字を書いて覚えるのも1つの方法ですが、スピーキングを意識するのなら、声を出して発音し、できれば例文で覚えると、単語違って、文には意味のまとまりがあり長く記憶に残ります。さらに、例文では、使い方や表現も含まれているので実用的です。覚えたらすぐに使うことを、習慣付けましょう。

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【英語コミュニケーション学科 教授 有本 純】

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