観光学科コラム

202205.16
観光学科コラム

【観光学科】ご存じですか?わんわんリゾート 愛犬と宿泊

今年のGWは各地の行楽地は賑わっていた。コロナの流行で客足が遠のく宿泊施設もこの時期ばかりは宿泊客が多い。

さて、人間様専用の宿泊施設ばかりかと思えば、ペットも同伴で一緒に泊まれる宿泊施設がGWに合わせオープンした。早速、宿を予約し愛犬と出かけた。この宿泊事業者は、バブル経済崩壊後のホテル・旅館を購入し大衆向けにブランディングして大いに繁盛している。次に狙いを定めたのが、コロナ禍で急増するペットブームである。コロナ前のペット用品の販売額は2018年2500億円程度であったが、2020年には2700億円強、2021年には2900億円に迫る急増である(経産省調べ)。この勢いに、従来ペットに怪訝な顔を見せる事業者を横目に新の顧客の掘り起こしに成功したのが"湯快リゾート"である。館内いたるところにエチケット用品コーナーがあり、家族と一緒に入浴できる専用のお風呂まで完備している。ペットの夕食も国産ブランド牛のハンバーグがリクエストできるとあっては愛犬のために奮発。

ロナ禍で人さまとの会話より、ペットとの会話時間が多くなる時代を反映した商品展開もお見事です。各地に増加するペット宿泊事業として「ホテル産業論」の講義にも次年度1コマを増やそうかなと考える次第である。

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【国際コミュニケーション学部 観光学科 准教授 一尾 敏正】

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