グローバルコミュニケーション学科コラム

幾つかの独立したキャンパスから構成されるフィリピン大学システムの旗艦校として、1949年に設立されました。フィリピンでは最難関の大学だけあって、政治学部の授業などでは、現在の世界情勢からフィリピンの政党が抱える問題まで、幅広く勉強ができます。教員と学生との距離は近く、遠慮のない議論が飛び交うセミナー授業は緊張感が漂います。

第二次世界大戦後に日本やアメリカ合衆国の支配を断ち切って独立したフィリピンだけに、国は発展の余地を残し、その将来に貢献したいと願う学生が少なくありません。社会科学の基本概念から学ぶ授業ではリーディング・アサインメント（読書課題）が充実していて、留学生でも初歩から専門を深めることができます。現在オンライン留学を行っている本学の学生も、山手キャンパスでは履修することのできない政治哲学の基礎を学んでいるそうです。

総合大学だけあり、施設など充実していますが、学生個人が積極的に授業内外の活動に参加しないと、広々したキャンパスで孤立感を抱くこともあります。ディリマン校での成功の秘訣は志と積極性でしょう。英語を鍛えるには最適の環境です。留学先として真剣に検討してみて下さい。