グローバルコミュニケーション学科コラム

202308.23
グローバルコミュニケーション学科コラム

【Gコミ学科】世界大の人の移動を学ぶ ―Gコミ選択授業「グローバル事情」の紹介―

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© Oxford University Press

私たちを取り巻くさまざまの社会問題の中で、国境をまたぐ大量の人の移動は今最も注目を浴びている問題の一つです。あらためて強調するまでもなく、さまざまの問題がこの問題には含まれます。狭い意味での移民労働者、技能実習生らの問題から、移民の不法滞在問題、密入国者の管理、政治亡命者の受け入れ、災害避難者への支援、人権の保護、その他数多くの問題がそこには含まれるのです。英コミの選択授業「グローバル事情」では、そうしたグローバルな問題を英語の専門テクストを教材に据えながら地道に学んでいきます。例えば2023年春の「グローバル事情」(担当 遠藤泰生)では、オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)から刊行されている初学者向けの概説書、『国際人口移動(International Migration )』を取り上げ、学生がその内容を報告・議論しました。私たちの周りでその数を急激に増やしている外国人留学生や短期滞在労働者など、さまざまの外国籍の人と今後私たちはどのように共生を図ればよいのか。そんな問題を考え、議論し合う授業でした。英語を学ぶ先には、こうした国際事情への理解が開かれているのです。

【教授 遠藤 泰生】

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