教員紹介（社会学部 社会学科）

私がこの研究を始めたのは国内留学をした際、「数値計算の研究をしたいです」と私の師匠になる先生にお願いしたからでした。高校生の頃からPCに触ることが好きでしたし、コンピューターのプログラミングに関係することがしたい、そしてパソコンを使ったカッコいいことがしたい！という素朴な動機から研究をスタートさせました。その後は、研究者を志したというよりも周りの人たちや環境に恵まれたため、そのまま居座ったというのが正直なところです。

研究についてはPCを使って計算をすると誤差が出るので、その誤差に着目して研究をしています。特に誤差のせいで精度を出すのが難しい悪条件と名前がつくような問題を好んで対象にしています。難しいと言われている部分をよく観察すると面白い気付きがあり、その気付きがあるたびにホクホクしています。

早稲田大学、産業総合研究所、中央大学を経て関西国際大学に着任をしました。もともとは京都で育ったので、関西に戻ってこられたことを嬉しく思っています。着任してからは授業を教えるだけでなく、尼崎地域を中心に活動しています。地域の人々や高校生に「あいつは見たことある」と言われるように活動していきたいと思います。

大学は多様な学びができる場所です。それらの学びの中で自分が気負わずに没頭できるものを見つけてもらえると嬉しいです。また、学生という身分は少し背伸びをしてもなかなか怒られません。是非とも少し背伸びをして色々なことに挑戦してください。

ちなみに私も出身大学の学科先生方や師匠にはたくさんの迷惑をかけました。本当に申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございます。私も皆さんの挑戦をサポートできるように頑張ります。

連立一次方程式の精度保証付き数値計算法、連立一次方程式の誤差評価、高精度計算のような専門内容でも構いませんが、プログラミングワークショップを開いて欲しいなどのご相談もお待ちしております。オンラインでの開催、現地での開催など状況に応じて対応できます。また、尼崎地域で学生の力を借りたいということがあればご連絡を是非お願い致します。