教員紹介(心理学部 心理学科)

教授

髙橋 浩樹 (Hiroki Takahashi)

所属
心理学部 心理学科
専門

犯罪心理学、犯罪実務

主な担当科目(学部)

サイバーセキュリティ論、危機管理論

■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

私は、兵庫県警の警察官として36年勤務し、退職後当校で教鞭をとることになりました。

警察官になったのは、大学時代法律を勉強していましたので、実際に法律を駆使して様々な事件捜査ができる仕事をやってみたかったからです。

警察では、殺人や窃盗等を扱う刑事捜査、悪質商法やヤミ金融を扱う経済捜査、コンピュータ犯罪を扱うサイバー捜査、交通事故やひき逃げ事件を扱う交通捜査に携わってきました。特にサイバー部門ではサイバー犯罪対策課管理官、サイバー犯罪対策課長と近年発生が著しいサイバー犯罪の捜査、防犯対策、専門捜査員の育成等に従事しました。

また、特殊詐欺対策や犯罪抑止といった防犯部門、民間企業でいえば総務課等といわれる管理部門、姫路市役所への出向による行政部門での仕事を経験し、組織の危機管理を学びました。

■ プロフィール

生まれ育ちは神戸市垂水区で、明石海峡大橋がよく見える兵庫県立星陵高等学校を卒業しました。大学時代は東京で過ごしましたが、卒業後地元に戻り兵庫県警の警察官を拝命しました。

高校時代は生徒会活動に参加していました。

文化祭、体育祭、部活紹介、文化行事等各種イベントの準備や運営に携われたことが仕事で各種施策の立案や実施の時に役に立ちました。

■ 高校生へのメッセージ

現場での捜査や実際の取調べ、事件立件を経験した警察官が犯罪実務、犯罪者心理にかかる講義を行っている大学はほとんどありません。

実務家としてのノウハウを生かして、実社会でのリアルな現場の話や将来社会に出て壁にぶつかった時に、その状況を乗り越える術をお話ししていきたいと思っています。

犯罪心理学を学びたい、興味がある、警察官や消防士等の安全を守る仕事に就きたいと考えている人にはお勧めの学部です。

高校、大学のころの生活は人生で一番鮮明な記憶として一生残るものです。

勉強、部活動、趣味、友人と過ごす時間、それぞれ思いっきり取り組み色々な経験を積んで下さい。その経験がこれからの人生で必ず生きてきます。

■ 講演・取材など協力可能なテーマ

サイバーセキュリティ、犯罪者の心理、防犯対策、消費者の安全等のテーマについての講演・取材が可能です。