社会学科コラム

202201.14
社会学科コラム

【社会学部】「社会学部でSDGs」産業と技術革新の基盤をどのようにつくる?

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情報化の進む現代社会。便利なことが増える一方で、まだまだ課題もたくさんある。これからの社会を考えるうえで、大事なことってなんだろう。どんな人材が社会で求められているのだろうか。

教員紹介:情報化と現代社会。新しい情報技術との付き合い方について、一緒に考えてみませんか?

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・データサイエンス専攻 渡辺 卓也 先生

専門は情報教育と天文学。宇宙とコンピューター。

あまりに遠いように見えて、密接に関係しています。天文学はデータサイエンスのエッセンスが詰まった学問なのです。

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・社会学専攻 真鍋 公希 先生

専門は文化社会学。

特撮文化を社会学の視点で研究する傍ら、統計を使った分析にも精通したエキスパート。

 

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産業と技術革新といえば、インターネットに代表される情報化社会を私たちは生きています。AIなど新しい技術も日々開発されていますね。

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今後、AIやIoTが人間のかわりに仕事をしてくれるサービスは急速に増えていくでしょう。でも、こうしたサービスを使う人々と、開発する人々の間をつなぐ人が必要です。

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技術とサービスを繋ぐ人ですか。

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そうです。学校教育でもプログラム教育がはじまっています。けれどプログラマーだけで社会が成り立つわけではありません。新しい情報技術と社会や人間の問題を理解したうえで、科学技術を正しく活用して社会の問題を解決する人材が求められているのです。

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なるほど。AIの登場によって「今までの仕事がなくなる」といわれることもありますが、新しい仕事も生まれてくるのですね。

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技術は社会を変えていきます。新しい技術を社会や人間にフィットさせる人材の育成が、今後重要になってくるはずです。一方で、コロナウイルスの流行によって対面でのコミュニケーションの重要性が見直されたように、情報化によってこれまで気づかなかったよい側面が発見されることもあります。

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商品を自分で探すことも、その一例だと思います。AIによって、一人ひとりに最適な商品をお勧めできるようになりました。これはとても便利なサービスですが、その反面で、図書館で探していた本の隣にもっと面白そうな本を見つけるといった「偶然の出会い」が失われてしまいますよね。

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なるほど。少し不便であっても、こうした「偶然の出会い」も大切にできるような技術とのかかわり方についても、考えていかないといけませんね。

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内閣府HP:https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/より


SDGsを一緒に考えてみよう
1.Society 5.0の社会はどのようなものか考えてみよう
2.人間に優しい情報技術とはどのようなものでしょうか
3.アニメ「攻殻機動隊」やアニメ「PSYCHO-PASS」など、情報技術と社会が題材になっている作品から、情報技術の課題や問題を考えてみよう

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