社会学科コラム

関西国際大学社会学部には「データサイエンス学科」があります。今後の社会で必要とされるであろう、文系だけれどもデータサイエンスに精通した学生を育てることが目的です。ところで、データサイエンス、AIの技術ではどこまでのことができるのでしょうか？

まずは以下のポスターを御覧ください。社会学部で携わった、尼崎市の「未来」を考えるワークショップのチラシです。なかなか素敵なイラストだと思いませんか？

こうしたチラシなどのイラストは、高い技術をもった方がたが長い時間をかけて執筆していました。もちろんコストも高い状況にありました。さて、今回の画像はAIが作成しています。こうしたAIによる画像生成の技術は、この数年で猛烈な速度で進んでいます。

時代は「イラストを作成するAIを創る」というだけでなく、このAIを「うまく利用して社会で活用する」技術が問われるようになってきました。

また、AIの発展は、イラストや絵画の専門家にとって新たな挑戦ともなります。AIが同じ領域での作業を行うようになることで、自身のスキルと知識をどのように活かし、価値を提供し続けるかを再考する機会となるかもしれません。