社会学科コラム

202310.23
社会学科コラム

【社会学部】現場で学ぼう!! : 相楽園の音楽イベントをつくる

関西国際大学では現場での「学び」を重視する経験学習というカリキュラムがあります。社会学部では、神戸市中央区・兵庫区・長田区・尼崎市・丹波市においてプログラムを展開しています。1年生から様々な現場に出向くことで、社会で活躍するための多様なスキルを学んでいます。今回は相楽園でのプログラムをご紹介します。

社会学部には文化・メディア専攻があります。メディア環境は近年大きく変化しています。私たちはYoutube、SNSなど個人的なメディアにどっぷりと浸かっています。これまでの社会学部コラムで扱ってきたように、音楽フェスなど「身体」を伴った体験には高い需要があります。

神戸山手キャンパス1号館から徒歩で約5分。明治期に建築された「相楽園」は、神戸の都市中心部に位置する庭園です。園内には重要文化財である「ハッサム邸」「船屋形」といった和洋折衷の建築を見ることができることも神戸の庭園らしさ、といえるかもしれません。

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ハッサム邸
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音楽イベントに"参加"するだけではあまり気が付きませんが、音楽イベントではスピーカーやマイク、照明などさまざま機材を使用します。こうした機材の管理と使用方法についても学びます。その他にも、当日までのスケジュール。司会・進行の台本。舞台の設営等々。イベントを行うためには、複合的な作業を同時進行しなければなりません。

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イベント本番

こうしたイベントは大学の学びと深く関わっています。

例えば、イベントに携わった学生は、メディア・イベントの講義を聞くとき、その背景に多くの人々の存在が想起されます。地域交流を考えるとき、なんらかのイベントを行うことの複雑さを学生は知っています。大学での「知識」と「現場」を関連付けて学ぶことができるのです。

このように社会学部では知識と現場の両方を大切にしています。ぜひ関心を寄せていただければと思います!

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