社会学科コラム

関西国際大学では現場での「学び」を重視する経験学習というカリキュラムがあります。社会学部では、神戸市中央区、兵庫区、長田区、尼崎市、丹波市においてプログラムを展開しています。1年生から様々な現場に出向くことで、社会で活躍するための多様なスキルを学んでいます。今回は相楽園でのプログラムをご紹介します。

以前ご紹介いたしましたが、相楽園を舞台として年1回の音楽イベントを主催しています。ハッサム邸を会場とし、神戸山手大学の時代の卒業生や在学生もミュージシャンとして登場します。

「イベントをつくりあげる」ことについて、どこか「大学の学びなのか？」と感じてしまう方もおられるかもしれません。イベントをつくりあげるために、イベント内容の決定、お客様の設定、当日までのスケジューリング、各種機関への連絡、会場のセッティング、音響の確認、チラシの作成...等々、複雑な作業を集積していくことで形作られます。私たち社会学部では1年生のころから繰り返し現場でのイベントづくりを学びます。そうすることで自然と、地域の主要人物の存在や連携の方法、ひととひとの繋がりをつくりあげる面白さや難しさを学びます。

ぜひ今回の相楽園のプログラムにも参加いただければ幸いです！