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お知らせ
室長挨拶

現代社会で求められる教員・保育者像は変化してきています。
そのような状況のなか、本学教職教育推進室では、日々、教員や保育者を目指す学生のサポートを行っています。
本学では、教育理念である「以愛為園(愛を以て園と為す)」の精神のもとに教員・保育者養成を行っています。自らが学び続け、人々と信頼関係を築き、多様な価値のあり方を認め、社会に貢献できる、専門職としての教員・保育士を養成することを目指しています。
そのため、本学では教員・保育者養成にあたって理論的な学びとともに、実践的な学びも重視しています。以下で特色ある教育内容を紹介します。
一つ目は、危機管理に強い教員・保育士を養成する教育です。本学では教員免許や保育者士資格とともに、防災士資格も取得できます。自然災害の多い日本では今後、南海トラフ大地震をはじめ、大きな自然災害が起こる可能性があります。そんな状況のなかで、防災教育の担い手になることとともに、子どもたちの命を守ることができる教員・保育者を養成しています。
二つ目は、グローバルな視点を持ち、多様性を尊重できる教員・保育者を養成する教育です。本学の教育プログラムには海外留学に加え、グローバルスタディという海外(例えばアメリカ、オーストラリア、カンボジア、インドネシア、台湾など)で学修するものがあります。現在、その経験をいかして学校園で活躍している卒業生がたくさんいます。
三つ目は、社会への貢献意識の高い教員・保育士を養成する教育です。本学の教育プログラムには、サービスラーニングという、社会への貢献活動を通じて学びを深めるものがあります。例えば、幼児や小学生の遊びやこども食堂の運営のサポート、外国ルーツの子どもたちへの学習支援などを行うもので、全学生が在学中に何らかの社会貢献活動に参加し、卒業後も社会・市民の一員として活動できる専門職を養成しています。
四つ目は、ICTスキルの高い教員・保育者を養成する教育です。ICT機器や生成AIの活用をめざす授業は全学必修ですが、教育学部では、例えば、360度カメラという360度全体を記録できるカメラを活用して、大学内での模擬保育や、実習園での活動を撮影し、自分の行動や子どもの言動などを詳しく振り返るといった試みなども行っています。このほかにもさまざまな教育・保育・福祉に関する授業のなかで、ICT活用技術を自然に習得できる教育を行っています。
関西国際大学 教職教育推進室長 川村 光