
GS活動報告
【グローバル教育センター】グローバルスダディⅡ(インドネシア/2018夏ジョグジャカルタ)活動報告~今後アジア圏で求められるグローバルな災害対策やリスク管理についてリサー チすることを目的に!~


「安全・安心」の意義及び行動に関する国際比較を通じて、今後アジア圏で求められるグローバルな災害対策やリスク管理についてリサーチすることを目的に、2018年8月18日~29日の12日間、インドネシアの古都ジョグジャカルタと現在の首都ジャカルタにおいて、このプログラムを実施しました。
最初の訪問先であるジョグジャカルタは、これまで、メラピ火山の大噴火(2010年)やジャワ島中部地震(2006年)など、地震や火山災害に何度も見舞われ、地域経済、文化に即した災害復興、防災・減災対策が、日本をはじめ国際的な支援を受けながら行われています。こうしたことから本プログラムでは、現地のガジャマダ大学(UGM)、アトマジャヤ大学(UAJY)と本学との合同で、インドネシアのこれまでの災害対応の成果と課題、今後の防災・減災対策や国際協力のあり方等について学び調査・検討することとしました。
この現地研修の最大の特徴は3大学学生の混成による数人単位のグループワークを中心として実施したことです。インドネシアと日本の双方の災害経験や教訓を踏まえつつ、関連講義や現地調査をもとに、グループ内で研究テーマを設定し、詳細調査を実施し、議論を重ねながら調査結果を取りまとめていきました。グループワーク最終日には、グループごとの成果発表を行い、UGMやUAJYの専門家からもアドバイスを受けました。
こうした研修活動を通じて、国や分野を越えた学生同士の交流が活発に行われ、防災・減災分野での理解のみならず、異文化理解や英語によるコミュニケーションのスキル向上が認められました。
今回、本学からこのプログラムに参加したのは、防災・減災に興味をもつ、教育福祉学科、心理学科、経営学科、看護学科の学部横断的な11名の学生で、それぞれ専門の視点を活かしながら、調査や議論に貢献しました。
その後、ジャカルタに移動して、JICAインドネシア事務所で防災・減災分野での日本の国際協力の現状について詳しく学ぶとともに、インドネシアで事業展開しているTOA株式会社の工場を視察し、日本企業の海外での事業展開における課題などについても学びました。

















