(コロナ)お知らせ一覧

202005.09
(コロナ)お知らせ一覧

【学生・保護者の皆様へ】「学生状況調査」回答を受けて(中間報告)

関西国際大学
学長 濱名 篤

学生の皆さんには、コロナ感染症拡大に関する「学生状況調査」にご協力いただきありがとうございました。


この調査は、政府の「緊急事態宣言」の5月末までの継続決定を受け、学生の皆さんの学習面や生活面での「困りごと」を把握したうえで、本学の学生支援策を決定しすぐにでも実施しようと5月8日を締切りとして行ったものですが、短期間に69%の皆さんから回答していただきましたことは、未曽有の事態に直面しておられる切実な状況の反映と受け止めました。


幸いなことに本日現在、学生の感染者はゼロを保っておりますが、一方では一部の皆さんが、アルバイトのキャンセルや下宿代等の支払いなど生活費等で経済的に厳しい状況に直面されていること、さらにはICT環境等で遠隔授業への対応に苦労しておられる実態が把握できました。


コロナ感染症終息の見通しは依然として立っておりませんし、人類は「コロナとの共生」が必要とも言われ始めています。今回の危機を契機に、世界的にIT活用が飛躍的に進み、テレワークとともに、教育活動においてもICT活用が急速に進展するなど、社会の在り方が大きく変化することは確実であると予想しています。


そうした状況を踏まえ、本学としては今回の調査結果をもとに、日々状況が変化し拡大しつつある政府や自治体の支援策の動向・内容、日本学生支援機構(JASSO)の各種修学支援制度を視野に入れながら、大学としての新たな支援策は、学生の皆さんの実態を踏まえ、より困難な状況にある学生の皆さんに対し学びの継続を保障し支援することを優先し、急ぎ検討して5月中旬を目途に実施したいと考えています。


本学は、国難とも言える今回の状況に対し、他大学に先駆けて早い段階から遠隔授業の実施に向け準備を進め、4月23日からはほぼ全ての授業を遠隔で開始するなど、困難な状況にあっても最大限可能な教育を提供すべく教職員一丸となって努力をし、学生の皆さんの積極的な取り組みもあり、現在のところ順調に推移しています。そして、改善点とともに、遠隔授業の新たな価値や可能性についても、見出しつつあります。


現時点では、キャンバスへの入構禁止は5月末まで継続せざるを得ませんが、「最大限可能な教育を行い、学習支援を行う」方針は今後も変わりません。メディアライブラリーの図書の貸し出しは5月11日から再開します(詳しくは11日にホームページに掲出しますので参照してください)。5月1日付けの皆さんに宛てた私のメッセージでもお伝えしたように、心配ごと、困りごと等あれば、遠慮なく、アドバイザーや相談窓口に連絡してください。


学生の皆さんには引き続き健康に留意し学習を継続してください。

併せまして、保護者の皆様には学生の皆さんの取り組みに対してのご支援を、今後もよろしくお願い申し上げます。

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