教育福祉学科ニュース

202103.26
教育福祉学科ニュース

【教育学部】岡修一先生の最終講義「震災を語る」が行われました

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今年度で退任される岡修一先生の最終講義が、3月25日(木)の10時00分から本学の501教室で行われました。岡先生は「阪神・淡路大震災」を風化させないためにも、学生たちに災害が起きた際に子どもたちを第一に考え、行動できるようにしてもらうためにも、非常に大事なお話をしていただきました。


はじまりは、「どーん!と突き上げるような縦揺れがあり、次に激しい横揺れがありました。家の中はあらゆるものが倒れて・・・」と当時の地震の揺れの恐怖が伝わってくる体験談からでした。そして、避難している時の人々の様子、7か月間小学校の避難所でどのような暮らしをしていたか、どのような支援を受けていたかなどの当時の様子を詳細に伝えていただきました。そして、実際の映像として残っている震災のDVDや先生が書かれた学級通信、子どもたちの感想文、教え子の成長がわかる新聞記事など、貴重な資料も合わせて見せていただいたことによって、当事者の気持ちで学生たちも聴講することができたと思います。


時折、当時のことを思い出し、言葉がつまる先生の姿から、学生たちも多くのことを感じ取っていたのではないでしょうか。最後には、「みなさんも、もしかするといつかこのような経験をすることがあるかもしれません。何が起こっても、目の前の子どもを守り抜くことを強く皆さんにお願いして、お話をこれで終わりたいと思います。」と学生たちに向けてお言葉をいただきました。


岡先生が着任された2013年から、8年間で教員採用試験の2次合格者数のべ288名を送り出していただきました。また、本学の濱名篤学長から「ただ合格者を出すだけでなく、先生が持っておられる教育に対する情熱を学生たちに吹き込んでいただいた」とお伝えいただいたことからも、本学に多大なご貢献をいただいたことがわかります。

我々教員も岡先生の思いを引き継ぎ、本学部の教員養成にさらに精進してまいりたいと思います。
岡先生の今後のますますのご健勝をお祈りしております。本当にありがとうございました。

(教育学部 教育福祉学科 こども学専攻 椋田 善之)

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