教育福祉学科コラム

202105.18
教育福祉学科コラム

【教育学部】みなさんにとってのニューノーマルな暮らしとは  

4月25日に3度目の緊急事態宣言が発令されました。


本学もリモート形式による授業対応をしていますが、学習活動というのはそれだけにとどまりません。
空き時間による自由な活動、図書館利用・課外活動など多岐にわたります。
リモート形式による授業対応は、通常開講されている授業機会を保障しますが、先にあげたような活動はなかなか思うようにいきません。


そんな中、教育学部教育福祉学科1年生のゼミでは、「ニューノーマルな学校行事を提案する」というテーマで学習を進めています。
現1年生は高校3年生の時に、体育祭や文化祭・クラブの公式大会などが中止や内容の大幅な変更など、悔しい思いをしてきました。この高校までの共通体験を起点に、ニューノーマルとは何か、学校行事とは何か、を整理しながら、これからの学校行事のあり方を模索していきます。


共通体験を通して「答えが一つとは限らない問い」に出会うことで、子どもの成長・発達のための学校行事、教育機会を保障する権利擁護などを考える機会となり、教育福祉の専門職に必要な態度や姿勢を身につけることを可能にします。


同時に、学生自身のこれからの4年間の過ごし方を問うことにもなり、学びを豊かにしてくれます。
つまり、日頃の暮らし方・学び方を考える契機になるということです。


教育学部教育福祉学科では、こうした社会とのつながりを意識し、臨場感あふれる学びの機会を用意しています。
このような社会状況だからこそ、前を向いて学び続けましょう。

(教育学部 教育福祉学科 尾崎 慶太)

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