教育福祉学科ニュース

202108.27
教育福祉学科ニュース

【教育学部】グローバルスタディ1 (ブラジル/2021夏)活動報告

2021年8月、グローバルスタディⅠ(ブラジル/2021夏)プログラムでは、NPO法人関西ブラジル人コミュニティーCBK(神戸市)を訪問する予定でしたが、今回は急遽緊急事態宣言下でのzoomを通した学修という流れになりました。

Zoomでの交流の前段階である事前学修では、日本とブラジルの移民や移住の歴史を踏まえ、ブラジルにおけるコミュニティー教育・日系ブラジル人の意識における世代間格差を文献を通して学び、異文化理解の観点から多文化共生の在り方について、ディスカッションを行いました。

Zoomでの交流では、具体的には、日本からブラジルへの移住の歴史・移住センターの展示や美術の国際交流に関する活動の説明・ポルトガル語講座等の講義を受けました。そして、日系ブラジル人の方がブラジルから日本へ来られた際の職場での差別や偏見、また反対に日本から海外に出て活躍されている方や、日本からブラジルに移住された方のコメント等の動画やスライドを視聴させていただき、積極的に学生からの質問や感想を述べさせていただく場を設けていただいたことで、学生にとって、生きた体験談に触れることの醍醐味が感じられる大変貴重な機会となりました。

緊急事態宣言が解除されましたら、今後、いつも土曜日に行われているブラジルにルーツをもつ子どもたちへの学習支援教室に参加させていただき、子どもたちの語学支援等について学ぶとともに、学生からも日本の食文化やお祭り・お月見等の行事について、日本文化の紹介を通した学習支援の活動をさせていただく予定です。

今後、ブラジルと日本の両方の文化の良さや違いについて感性を伴って理解したうえで、学生たちが、意欲的に相互交流の機会を大切に育てていってくれることを期待しています。

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教育学部 教育福祉学科 大平 誠也
島川 香織

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