(コロナ)お知らせ一覧

202108.26
(コロナ)お知らせ一覧

【学生ならびに保護者のみなさまへ】ワクチン接種についての緊急要請(最終受付)

学生の皆さん(とりわけワクチン接種を決めていない皆さん)
保護者の皆さま

関西国際大学学長・危機管理対策本部長
濱名 篤

 

 コロナ感染の広がりには出口が全く見えず、学内からも連日のように感染者が増加し続けており、心を痛めています。兵庫県や関西圏はいうに及ばず、27日からは全国で緊急事態宣言発出が21都道府県で、まん延防止等重点措置が4県に発出される見込みで全国の3分の2が大変な状況に陥っています。この状況ではコロナ感染でも他の疾病でも入院等の医療が受けられない恐れが現実のものとなっており、"生命の危機"さえ危惧されます。

 □ 若者層に急拡大する感染

 若者が感染しにくい、重症化しにくいとされてきた見解も、7月14日から8月17日の期間に20歳未満の感染者数は週単位でみて3,450人から22,960人へと6倍に増加しており、"若者の重症化リスクは低いとは言えない"、"感染が軽症でも若者の方は後遺症が残るリスクが高い"といった新たな知見が出てきています。つまり、皆さんもリスクは低いとは言えないのです。

 □ 本学学生の命を守るために

 感染者数が急増し、学生総数の2%から3%に近づきつつあり、感染した状況も多様化しています。他人事ではないのです。あなた自身の重症化リスクも心配ですし、家族など同居者や身近な人に感染させるリスクも気がかりです。

 本学としては猛威を振るっている新型コロナ感染症から皆さんを守りたいと強く願っていますし、皆さんにも"以愛為園"の精神で周囲の方や社会の方々に対する配慮をしてほしいと希望します。


 □ ワクチン接種がリスク低減につながる

 現段階で感染を完全に予防できる方法は未確立です。しかし、リスクを確実に低減させるにはワクチン接種しかないのが現状です。8月22日現在2回接種者が全国民の41%、1回接種者が52%という状況ですが、皆さんの中に少なからず接種自体について「態度未決定」や「接種しない」という学生がいることを心配しています。接種を義務化してはいませんが、すでに学外実習において「ワクチン接種済」であることを条件にしたり、PCR検査陰性の証明を参加条件にされる実習先が増加しつつあり、未接種であることが皆さんの学習機会への制約になる事態や、公共的な場所や飲食店等の店舗でも入場条件にこうした証明を求めてくる可能性もあり得ます(欧米の一部ではすでに始まっています)。


 □ 学内での接種受付最後の機会

 本学におけるワクチン接種期間は、今回の9月4日(土),5日(日)からの機会以降の予定はありません(最初で最後の皆さんを優先する学内接種機会)。現段階では130人程度の枠だけが残っています。接種券の未着の人にはこの機会を逃すと接種機会は大幅に遅れることになります。未接種の人にとっては、本学の残された枠を逃すと、大型接種や集団接種機会(キャンパス所在地・周辺自治体等のワクチン接種に関する問合せ先)に応募してもらうしかありません。8月29日(日)が申込最終締切りで、先着順で定員に達し次第締め切ります。枠が残っていても30日以降は学外の方に先着順で予約受付をしますので、本学学生の優先権はなくなります。


 □ 接種への強い要請と調査への回答依頼

 秋学期までに接種を終えようとすれば時間は残されていません。学内接種か、別紙のように大型接種会場での速やかな接種をすることを要請します。

 皆さんには、接種しないという選択はあり得ますが、感染リスクが高くなることや、その自己決定によって今後学習や社会生活において不利益を被る可能性については、理解した上で自らの責任で意思決定してください。

 なお、今回学生センターからのWEBクラスによるワクチン接種したかどうかの調査に未回答の学生がいるのは誠に残念です。皆さんも友達に声をかけてください。気づかなかった、知らなかったという学生が出ないように、皆さんもこの重要な事態への協力を強く要請します。

 私は皆さんが、感染することなく、無事に日常を取り戻し、キャンパスライフを共に取り戻せる日が来ることを切に願っています。皆さん、それまで十分気をつけて感染予防を続けてください。

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