(コロナ)お知らせ一覧

202110.07
(コロナ)お知らせ一覧

【学生ならびに保護者のみなさまへ】緊急事態宣言解除から1週間を経て

学生の皆さん
ご家族の皆さま


学長・危機対策本部長
濱名 篤

 10月1日に緊急事態宣言が全国で解除され1週間が経過しました。新型コロナ新規感染者は6日10時現在、全国で980人、兵庫県でも76人まで減少し、全国的にみて1週間前に比べ4割以上減少してきました。
 9月27日に始まった秋学期の授業も10日が過ぎましたが、幸いなことに本学において新規感染者は発生していません。皆さんの感染防止対策への協力もあって、この状態であることに胸をなでおろしています。

 

1.ワクチン接種の現状(10月6日19時現在)について
 本学では対面授業再開に先立ち、学生及び教職員の健康状態とワクチン接種状況の調査を行ってきましたが、昨夕100%の確認が取れました。
 その結果をみると、全学生の28%はすでに2回のワクチン接種を完了し、1回目接種済み、1回の予約は済んでいる学生など、ワクチン接種行動をすでに始めている学生を加えると79.3%となっており、ワクチン接種率は確実に高まってきました。また、1.6%の学生については、医師の指導により接種できないという判断がなされており、これらの学生に対しては本学としてもその判断を尊重してまいります。

 

 なお、各自治体情報によると接種券の送付はすでに完了しているといわれており、接種券が「届いていない」と回答している学生は再度確認し、見あたらない場合には再発行を依頼する必要があります。

 

 未だ予約を取っていない学生については、兵庫県や大阪府では広域接種会場において確実に予約を取ることができる状態であり、大阪市ではすでに予約しなくても当日接種できますので、速やかに接種を行うように要請します。

 

2.ワクチン未接種者の皆さんへ
 新型コロナウイルス禍が終息したわけではありません。リバウンド拡大や第6波が発生することが専門家の間で予測されており、冬にかけての再拡大が心配な状態です。
 一方、政府の行動制限緩和の実証実験の状況をみると、ワクチン接種済証や陰性証明を持っていないと優遇措置の対象外とされており、逆に規制対象にされることもあり、コロナ禍収束を見すえた日常生活を取り戻すための対応ではワクチン接種の有無による影響が大きいと思われます。

 

 学習に関しては、実習先やインターンシップ先からワクチン接種済証や陰性証明の提出が求められる、またPCR検査を受けて陰性であることの確認が必要となる(学生の自己負担)等のケースが増加するものと考えられ、本学としてもこれらの学外からの要請には応じざるを得ません。

 

 海外渡航を伴うグローバルリサーチ、交換留学、グローバルスタディについても相手国や受け入れ大学の要請に応じざるを得ません。アメリカをはじめワクチン未接種者の入国が認められないケースはさらに増加していくことが予想されます。このような状況ではワクチン未接種の学生の海外渡航は実質的に不可能になりつつあるといえます。

 

 ワクチンを打ちたくないという学生は、こうした規制や条件によって自身が被る不利益も考慮して判断することが必要です。


3.学内における対応について
 10月6日の危機対策本部会議において、これからのクラブ等の課外活動についても、感染予防対策が確認された団体から活動再開を認め、学内滞在時間も19:30までに緩和することを確認しました。課外活動の参加条件にワクチン接種済であることは付していません。

 

 学生の皆さんにはこれまでも度々、感染防止対策の徹底を要請し、皆さんの協力によって、これまで授業での感染者の発症やクラスター発生は起きていません。これまでと同様に考えられる限りの感染防止対応により、原則対面方式での授業実施や課外活動も可能であると考えています。

 

 しかしながら、今後キャンパスでクラスターが発生した場合には、学外で求められているような参加条件の強化や制限を取り入れざるを得なくなる状況が生じます。
 皆さんには、感染予防をさらに徹底するため、登校に際しては健康状態をしっかりと確認し、体調不良等がある場合は無理な登校はせず保健室へ届け出し遠隔で参加するようにしてください。

 皆さん、感染予防に細心の注意を払いつつ、友人や教職員とも直接会って話せるキャンパスライフを維持するために、力を合わせて協力していきましょう。

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