
経営学科ニュース
【経営学部】1年生冬学期 演習必修科目「業界研究」 ~「まんえん防止措置」の中、遠隔で講話授業を実施~
多くの大学が冬休みに入る2月、関西国際大学 経営学部では「業界研究」という演習形式の集中講義を尼崎キャンパス、三木キャンパスで実施しています。
この講義の特色は、企業や産業界に関する課題を学生に予め提示し、学生が企業訪問や産業界の調査を行いながらグループディスカッションやグループワークを通じて課題への提案を作成して報告するPBL型学習(課題解決型学習)を行うことであり、学生が自らの将来の仕事について主体的な価値観を築いて、企業や産業界への理解を深めるキャリア教育の一環でもあります。
尼崎キャンパスの授業は2月4日(金)から土日を除いた5日間の集中講義で実施しましたが、生憎と新型コロナウィルス オミクロン株の感染が全国的に拡大し、兵庫県にも「まんえん防止措置等重点地域」が1月27日から適用されている中での授業となりました。このため、2月4日(金)については教室での対面授業を実施したものの、2月7日(月)以降の授業については、万一の感染拡大に備えてZoomによるオンライン授業に切り替えて行いました。
2月7 日(月)は起業家の外部講師の講話として、尼崎市で介護関連サービスの会社を経営する起業家の株式会社タカプラ 森 隆 社長に「起業のすすめ」と題して講話をしていただきました。経営学部 尼崎キャンパスの1年生には将来起業することを目指す学生もいるため、自分で会社を興された起業家の方に講話を頂いており、今回の業界研究では森社長に講話をお願いしました。
森社長からは、
①高齢化社会の現状と問題点
②介護保険制度(介護サービスについて)について
③ご自身の学生時代から社会人までの振り返り
④起業のきっかけ、⑤会社の沿革、事業内容の紹介
⑥起業・事業に必要なこと
⑦学生の皆さんに伝えたいこと
など、ご自身の体験をもとに情熱溢れる内容の濃いお話をして頂きました。
お話しをお聴きした学生からは「高齢化社会に必要とされる介護サービス業は、日本中の人々を助けて人のためになるとてもやりがいのあることだと感じた」「起業するにあたって、信念を貫く覚悟、責任を取る覚悟、最後までやり遂げる覚悟、簡単にはうまくいかない覚悟、生活が変わる覚悟を持つというアドバイスはとても参考になった」など、介護サービス業と起業に関連して多くの授業レポートが出されました。
実際に起業されてから20年に渡り自分の会社と従業員を率いて、辛苦を乗り越えて事業を拡大されてきた森社長の体験談に裏打ちされたお話に多くの学生が感動し、視野を広げて社会に出るための準備をしようという機運と意欲は高まりました。
森社長どうもありがとうございました。

パソコンのカメラ越しに学生に向けて熱く語って頂いた㈱タカプラ 森 隆 社長


