教育福祉学科ニュース

202206.20
教育福祉学科ニュース

【教育学部】PBLのゼミってどんなの?

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大学には「ゼミ(ゼミナール)」と呼ばれる学生と指導教員(担当アドバイザー)が一緒になって研究活動をする授業があります。3年生は、PBLProblem Based Learning)に取り組んでいます。「PBL」では、

➀問題の発見(夏、海、きれいな海で泳ぎたい、きれいな海で青春したい、語れることをしたい)

➁仮説の設定(ひと夏の物語として語れるような海洋汚染対策を実施する)

➂解決策の考案(神戸海上保安庁と連携し、海洋汚染防止壁画の修理に取り組む)

➃解決策の実践(今回の報告)

⑤振り返り

の作業をチームで協力して行います。そしてその過程で必要な知識を、自ら調べて学んでいきます。今回の報告は、兄弟ゼミ生(4年)が紹介します。

普段のゼミは主に卒業論文に向けての取り組みをメインに活動しています。今回(6/2)は、須磨海岸です。

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大平ゼミ3年生は海上保安庁第五管区神戸海上保安部の方と協力し、須磨海水浴場に設置された仮設ロッカー、仮設シャワー施設に描かれた「うみがめマリンの大冒険」の外壁塗装を行いました。初めてペンキ塗りをする学生がほとんどで、最初はペイントローラーの使い方、色の上塗り方などから教わりました。「うみがめマリンの大冒険」には海のイメージデザインという意図だけではなく、「魚たちが安心して暮らせる海、海洋プラゴミやマイクロプラスチックなどゴミのない綺麗な海を」という思いが込められており、学生たちはその思いを噛み締めながら活動を行いました。外気温は約29度を記録し、初夏が終わり本格的な夏の到来を感じさせる気温でしたが、3年生たちは汗を流しながら頑張りました。

活動途中では「うみがめマリンの大冒険」の紙芝居があったので、海水浴場にお散歩に来ていた近隣の保育園の子どもたちに紙芝居を披露しました。

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活動の終わりには達成感溢れる顔が見られ、「自分達が塗った仮設施設を大事に使ってくれるといいな」と話していました。

普段の卒業論文の為の研究授業だけではなく、外で行うこういった活動にも全て意味があると思います。参加した3年生たちは今回の活動でその事を改めて理解した様子でした。学生の皆さん、お疲れ様でした。

教育学部4年 山崎泰聖

【海上保安庁 第五管区】須磨海岸に描く想い ~うみがめマリンが伝えたいこと~

【教育学部 教育福祉学科 准教授 大平 誠也】

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