
教育福祉学科コラム
202206.07
教育福祉学科コラム
【教育学部】身近にある「算数」を探そう!~「算数Ⅰ」
子どもたちのまわりには、たくさんの算数事象があります。ただ、そのつもりで見ていないと見逃してしまいます。算数の学習では、計算や図形性質などの「知識や技能」を身に着けるだけでなく、算数が毎日の生活の中にあることや役に立っていることを「知ること」,「感じること」が大切です。
「算数Ⅰ」では、算数に対する見方や考え方を豊かにする授業として「算数探し」を行いました。活動の方法は以下の通りです。
①「算数が使われている」、「算数になっている」ものを見つけ、写真にとる。
②どこがどのように算数になっているのかなど、写真に対するコメントを書く。
③写真とコメントを、PCなどで指定された掲示板に張り付ける。
「日常生活や身の回りには普段意識していないだけで算数が隠れていたり、溢れていたりして、とても興味深く感じた。」「パッと見ただけでは算数とは何も関係がなさそうなものでも見方を変えたり、視点を変えたりすると算数が潜んでいることに気づいた。」「大人になると先入観や固定観念が植え付けられ、身の回りから算数を探しだすことが難しかった。」
大学生にとっても、「難しさ」や「興味深さ」、「新たな発見」があったようです。
タブレットPCを一人一人が持つ今日、現場でも容易に実践できる題材になるのではないでしょうか。


【教育学部 教育福祉学科 准教授 上原 昭三】