
大学からのお知らせ
「Well-being研究所」設立記念公開セミナーを実施
2022年7月9日(土)神戸山手キャンパスにおいて、Well-being研究所の設立を記念した公開セミナー「教育を通じたWell-being社会の構築に向けて」を開催しました。オンラインとの併催とし、様々な領域の研究者と本学学生など、あわせて114名の方にご参加いただくことができました。
冒頭、本学濱名篤学長より開催の辞と、本学Well-being研究所設立の趣旨と今後の展望についてプレゼンテーションをさせていただき、その後、大阪大学大学院の志水宏吉教授より、「教育格差」をテーマとした基調講演『教育格差を超える「学校の力」の可能性』を開催。大阪での実際のサンプルデータと教育格差の実例など、ご自身の研究結果をふまえてご説明いただき、その上で、格差を克服するためにどうするべきかについて、学力とウェルビーイングとの相関を提示いただきながらご説明いただきました。
次に行われた、文部科学省・白井 俊氏による特別講演「ウェルビーイングの視点から学校を考える」では、OECDの国際報告書をもとに、ウェルビーイングという考え方が生まれてきた背景、国際社会での動き、そして、教育(=学校)の最終目標としてのウェルビーイングについてご説明とご提起をいただきました。
講演後、講師のお二人と本学副学長の芦沢真五(国際コミュニケーション学部教授)を交え、Well-being研究所長の宗田好史をファシリテーターとして、4名でのパネルディスカッションを開催。あらゆる角度から「ウェルビーイング」「教育」「社会」をテーマに、パネリストと会場の参加者も交え、活発な意見交換と情報共有が行われました。
事後のアンケートからは、多くの参加者から有意義な時間であった旨、ポジティブな感想を受け取り、研究所に関係する教職員一同、Well-beingの考え方そのもの、そして継続的な研究とその結果の発信の重要性を認識しました。
10月より「Well-being」研究所所属の教員やゲストによるリレー講演会を実施予定です。
これからのWell-being研究所の活動にどうぞご支援とご期待をお願いします。
なお、公開セミナーの動画を、後日オンデマンドにて公開してまいります。当日ご参加いただけなかった方は是非ご視聴ください。