グローバルコミュニケーション学科ニュース

202211.24
グローバルコミュニケーション学科ニュース

【Gコミ学科】学修支援センタープログラム:英語教員採用試験対策講座

毎年、秋学期に3年生を対象として、次年度に教員採用試験を受験する学生の専門科目(英語)の対策講座を、学修支援センタープログラムとして開講してきました。

学科の英語リーディング授業はすべて英語で実施されますが、過去の採用試験問題では、日本語で要約させたり、下線部の和訳や説明など「こなれた日本語で解答」することが求められることから、英文解釈を中心に長文読解を指導しています。

試験問題に出題される英文は、1文が数行もある長い文が多く、正しく意味単位で区切る事ができないと、意味解釈を間違えてしまいます。そして、完全な和訳ではなく、区切り単位毎に日本語に置き換えながら前に進み、決して後戻りしないことをルールにしています。また、等位接続詞(and, but, orなど)は、何と何をつないでいるのかをきちんと見極める事が重要です。長文では、2つの要素がかなり離れていることが多く、この識別が長文読解では重要なkeyになります。

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英作文も出題されるので、添削をしながら説明を加えています。問題文の日本語がかなり難しい表現や慣用表現を使っているので、英訳する前に、日本語のパラフレーズ(言い換え)をすることも必要になります。課題作文は、学科のライティング授業で習得できているので、扱っていません。  

受験に必要な語彙ですが、毎週準1級レベルの50語程度をテストしており、正答率90%以上を求めています。これも単に英単語と意味という単純な結びつきでの覚え方ではなく「記憶に残り易い英文で覚える方法」を採用しています。すべての講座が終わるまでに、約600語の補強ができる計画です。

この講座を通して、来年夏に実施される教員採用試験で、合格してくれることを願っています。

【教授 有本 純】

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