社会連携センター

202211.22
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関西国際大学大学院 人間行動学研究科 臨床教育学専攻 公開シンポジウム 開催

20221119日(土)、神戸山手キャンパスにおいて、関西国際大学大学院 人間行動学研究科 臨床教育学専攻 公開シンポジウム「教育DXミライの教室を創る」-「個別最適な学び」と「協働的な学び」のマネジメント-が開催され、会場には約60名、オンラインでは約80名のご参加をいただきました。(ハイフレックス型にて開催)

当シンポジウムの全体テーマは「ミライの教室」。ICTを活用した「個別最適な学び」と「協働的な学び」を、実際の教室にどう取り入れ、マネジメントしていくのか。ご参加いただいた多くの小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の先生方とともに実施しました。

人間行動学研究科長の山本真由美先生による冒頭の挨拶を皮切りに、まず「未来の教室」を文部科学省とともに牽引してきた経済産業省 産業資金課の浅野大介課長(デジタル庁参事官を兼任)の基調講演「経済産業省『未来の教室』プロジェクトで見えたこと」が行われました。

講演では、『オンデマンド』、『ライブ』『対面』『オンライン』を記した4象限マトリックスなどを用いてご説明され、DX(デジタル・トランスフォーメーション)がもたらす日本の教育の未来について、明快な講演をしていただきました。

続いて、本学院(学校法人濱名山手学院)の事例紹介として「話題提供」を2点実施。教育学部の百瀬 和夫教授からは、学校現場における現状と課題についてご説明をいただき、ICTを活用した学校現場での様々な工夫の事例を紹介。

子供たちひとり1人の特性や学びを大切にできる「学びの個別最適化」の時代になってきていることをご説明いただきました。

続く「話題提供2」では、神戸山手中学女子高等学校 平井正朗校長より説明があり、「進路満足度100%」を目的としている教育過程の中で、ICTをベースとした「カリキュラム・マネジメント」を非常に重要視している点を強調。

生徒の学習習慣の定着のために「EdTech」を活用した学校や自宅での復習方法の事例や、生徒の達成度・志望度にあわせた個別最適化に応じた指導実績など、参加者の多くが深くうなずく事例紹介となりました。

講演・話題提供のあと、本学濱名篤学長がモデレーターとして、ご登壇の3名によるパネルディスカッションが行われました。

「どのようにして子どもたちの学びに対するモチベーションを保ち、誰一人取り残さないという状態にするためにDXどう取り入れていくか」「限られた仕組みの中で教職員が学校をそして授業・学級をマネジメントしていくのか」といった意見が交わされ、盛況のうちに終えることができました。

来場者様からのアンケートでは、日本の学校の現場で日常的になりつつあるDXの取り組みについての気づきや、これからの学校のDXとの向かいかたを考え直す機会となった旨、回答を頂くことができました。参加された皆様、ありがとうございました。

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