GS活動報告

202303.17
GS活動報告

グローバルスタディⅠ(台湾・高雄/2022冬)活動報告 

昨年12月から217日まで、「グローバルスタディ台湾・高雄」を実施しました。

このプログラムの目的は、台湾で、自分たちの言語や伝統文化を守る試みがどのように行われているかを理解し、伝統文化や自然環境を生かした持続可能な旅行のありかたを考えられるようになることです。今回のプログラムでは、高校生のための修学旅行プランを考えることを具体的な目標としました。

今回は、教育旅行のプランを考える、ということもあり、観光学科の学生だけでなく、多くの教育福祉学科の学生も参加してくれました。

事前の学習では、日本統治時代を舞台にした「KANO―海の向こうの甲子園」という映画を視聴し、グループで映画を見て感じたことや、台湾人の監督が伝えたかったことについて話し合いました。期中活動では、神戸市在住の台湾出身の方に、春節(旧正月)の習慣について教えていただき、本学の台湾からの交換留学生と一緒に春節の飾りを作成したり、教わったゲームを楽しんだりしました。

また、オンラインで、高雄市内の農村部の小学校の先生から、この村の自然環境や独自の民族文化、日本統治時代からの歴史を大切にした教育について紹介してもらいました。この村は、中国から清代に移民してきた「客家(はっか)」という人たちが多く住んでいる村です。台湾のいくつかの大学には、この客家の人たちの文化について専門に研究する機関があり、その一つである高雄師範大学の研究所の大学院生たちが、オンラインで客家の文化を紹介してくれました。また、学生たちが考えた教育旅行プランについていろいろな助言もしてくれました。

今回のプログラムの参加者は、まだ専門の勉強がスタートしたばかりの観光学科の2年生と、教育福祉学科の学生でしたので「こんなことやるの初めて!」「難しい!」という声もありましたが、旅行会社に長年勤務した経験を持つ担当教員をはじめ、旅行会社の方や航空会社の方・添乗員さんといった旅行のプロ、教育旅行の豊富な引率経験を持つ元高校校長教員、グリーンツーリズム専門の教員の講義もあり、最終的には3チームそれぞれの教育旅行プランを作り上げることができました。作成したプランは、プロモーションビデオにまとめました。

関連記事:202302.14 観光学科コラム グローバルスタディでの企業訪問

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