外国人留学生

202305.31
外国人留学生

本学の留学生2名が2023年度神戸市留学生奨学金(神戸・菅原奨学金)に選ばれました!

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 神戸市では1985年度から留学生支援事業として私費留学生に奨学金を支給しています。この度、本学の留学生2名が奨学生に選ばれました。

 支給式では、神戸市長から「皆さんは出身も大学も異なるが同じ神戸で一緒に学んでいる。奨学金を活用して、神戸で学び、一人ひとりが自分自身の将来について、どういう道を選ぶかしっかり考えてほしい。神戸での留学生活が将来に向けての足掛かりになることを願っています。」とのお言葉がありました。

 ご寄附をいただいた菅原一郎様のご令孫である菅原隆司様からは「祖父はアジアから木材を輸入する会社を運営していた。アジアの国々の人に恩返しをしたいという思いからこの奨学金が始まったと聞いている。皆さんは奨学金を利用して、勉強だけでなく、友達を作ったり、旅行をしたり、沢山のいい経験をしてほしい。将来、神戸と強いつながりを持って恩返しをしてほしい。それが祖父も望んでいると思う。」とのお言葉がありました。

 支給式後は、神戸市長、菅原様、他の奨学生との意見交換会が実施されました。各国の奨学生からは、神戸市の安全対策について、人口減少について、外国籍の人の役割について、災害情報提供について等、活発な意見交換が行われました。本学のワヒドさんは、「神戸市はスタートアップの支援をしてくれているが、若者や学生向けの活動が少ないと感じている。イノベーションコンテストの予定はあるか?」と質問をし、神戸市長から「留学生を含めたコンテストとして、検討させていただきたい」との回答がありました。

 奨学生は、この1年間、神戸市主催の様々なイベントに参加し、日本人と母国との架け橋となっていく予定です。

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TRAN THI MAI TRINH(チャン ティ マイ チン)さん

ベトナム出身:国際コミュニケーション学部観光学科3

 

奨学金を必要とする理由

勉強と仕事の両立が非常に難しい状況ですが、奨学金をもらえることになり、アルバイトの時間を減らし、学業に集中できるようになりました。経済的なストレスから解放され、安心して勉強に励むことができています。

 

留学について

私はグローバルな視野を広げながら、自分自身を成長させることができる環境に生活したいため、留学することにしました。日本は先進的な国で、文化的な多様性、高度な教育システムを有しており、それらに触れることで、自己啓発や異文化理解を深めることができると思い、日本に来ました。美しい街並みや風景、自然豊かな環境で含まれる神戸を見て、故郷のことを思い出しますので、将来この町で住みたいと思い、神戸を選びました。

 

留学中の研究計画・研究状況、大学卒業後の進路について(研究テーマについて)

私は高校生の時から多様な文化や風習を知りながら、世界中の人々と交流することに興味を持っていたため、観光学科を選択しました。観光業界は世界中の人々が結集する国際的な分野であり、私が持っているコミュニケーション能力や柔軟な考え方を生かすことができると考えています。また、私は自分の人生を豊かにするのみならず、社会や世界の発展にも貢献したいと言う強い思いを持っているため、日本と比べて、まだまだ未発展な部分が多くあるベトナムは観光学科で学ぶことを通じて、自分自身を高めながら、多くの人々と交流し、ベトナムと日本の架け橋になることを目指しています。将来、日本の会社と連携協力し、ベトナムと日本の架け橋として、両国の友好関係や観光業などに貢献したいと思います。

卒業後の予定

大学卒業後は観光業界で活躍することを目指しています。まずは日本で働きながら、ベトナムと日本の観光業界の接点となり、双方の文化を深く理解し、交流を促進することができるよう努力したいと思います。そして、将来的には母親がいるベトナムに戻って、日本との観光交流を促進する役割を担う企業に就職し、両国の観光業界の発展に貢献したいと考えています。

 

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WAHID NUR RAHMAN(ワヒド ヌル ラフマン)さん 

インドネシア出身:国際コミュニケーション学部英語コミュニケーション学科 4

 

奨学金を必要とする理由

これまで大学生活しながら様々な国際交流会や企業との社会問題解決などに参加してきた。昨年、とある出会いをきっかけにメタバース業界に立ち触ることになり、仮想空間が今後様々な可能性があることに気づいた。そこから神戸市が開設した「アンカー神戸」に入会し、色んな方々のアドバイスもらいながら海外のディベロッパーと協力し合いアプリ開発している。

奨学金を受け取ることで、大学生活とこれから立ち上げるアプリの研究開発に集中することができる。学生という貴重な機会を最大限に活用し、メタバース仮想空間を通じて将来的には日本と世界を変えるような新しい社会の在り方を創りたいと考えている。

留学中の研究計画・研究状況、大学卒業後の進路について

私は、国際コミュニケーション学部多文化共生専攻に所属している。今後、国際的なビジネスを行うため、新しいアイデアを生み出し、それを実現するためのアクションを起こすことが求められる。多文化共生専攻を学ぶことで、異なる文化を持つ人々とのコミュニケーションや交流を通じて、新しいアイデアを発掘し、より多様性のあるアイデアを生み出すことができると思っている。

現在、海外のディベロッパーや神戸市が開設した「アンカー神戸」により神戸内企業と協力し、仮想空間を活用するアプリを開発している。バーチャル世界では自由自在ため、現実世界では体験できないようなことが可能になる。これまでの仮想空間はゲームにしか使われていないが、今後、日常生活やビジネス、教育などにも大きな影響を与えるであろう。仮想化した空間は、多様な目的に利用されることができるため、アイデア勝負になる。これによって、リアルな社会においても、より良い人間関係やコミュニケーションが築けるようになることを目指している。

卒業後の予定

卒業後、スタートアップビザを取得し、留学生が日本でスタートアップ企業を設立し、ビジネスを展開したいが、場合によって現在協力関係企業に就職する。日本のビジネス文化や技術力を学び、そして日本との協力関係を深めたいと考えている。

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