大学からのお知らせ

202307.18
大学からのお知らせ

外国ルーツ生へのサポート体制について

関西国際大学における外国ルーツ生に対するサポート体制について記述します。本学では、現在も外国ルーツ生が在学していますが、個々の学生に寄り添った伴走型の学習支援を実施するなど、充実したサポート体制を確立しています。2024年の特別入試では、外国ルーツ生のための奨学金も新たに導入(初年度は授業料の30%相当額。2年次以降は成績によって最大50%まで奨学金で支援を行います)しますので、さらにサポート体制を拡充していきます。

以下に、本学におけるサポート体制を説明します。日本語に自信のない生徒や父母の方々を想定して、やさしい日本語で記述しています。

本学では、外国にルーツを持つ学生の皆さんが安心して学べるような様々なサポートを行っています。

まず、入学前から「ウォーミングアップ学習」というプログラムを通じて、本学のシステムについてくわしく説明します。特に外国籍の学生用には特別に説明会を開きます。

また「なんでも相談」の場も用意されていますので、さまざまな質問や相談に応じることができます。

入学した後も、最初のうちは特にいろいろ不安ですよね。

そんなみなさんのために、オリエンテーション「Freshman Week」と呼ばれる活動期間があります。

この期間には、学科の先生全員が参加し、学生一人ひとりに授業の選び方、授業の登録の仕方など、ていねいにアドバイスします。また、この期間には、みなさんには日本語能力のテストを受けてもらいます。日本語科目は卒業に必須ではありませんが、特に「読み」「書き」については不安を感じる方も多いですよね。みなさんが必要な分だけ日本語科目をとりながら、卒業要件を満たせるように、科目の選び方を丁寧にサポートします。

授業が始まったら、1年生のみなさんには、先輩学生(「メンター」と言います)が、みなさんの様々なケア、サポートを行います。

同じ学生目線で、みなさんの不安に向き合ってくれます。もちろん、先生もみなさんをサポートします。本学では、学生一人ひとりにアドバイザーがつき、履修指導から進路相談まで、あらゆる相談に応じます。

また「学修支援チューター」(学習の相談にのってくれる先輩学生)が、毎日お昼休みやその他の時間に学修支援室でみなさんを待っています。履修やPC操作、授業の課題など、どんな相談にも応じてくれます。

教員も、①「センターオフィスアワー」②「研究室オフィスアワー」という時間を設けていて、この時間はいつでも先生に何でも相談できます。

①は、自分のアドバイザーでない先生にも相談することができます。

もし、プライバシーに関わる相談、個人的な相談がある場合は、②の「研究室オフィスアワー」を利用して相談してください。

全ての教員が週に2回ずつ学生の相談に応じる時間が設定されています。

また本学にはたくさんの専任の日本語教員がいます。

「N1対策」や「留学生向けの相談コーナー」を開いていて、特に外国人の学生を対象にした指導や相談にも応じています。

外国にルーツを持つ皆さんが安心して学べる環境ですので、ぜひ本学で一緒に学びましょう。

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学修支援センター長 伊藤 創

学修支援センター

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