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関西国際大学で公開授業開催!映画「夢みる小学校」を通じた教育改革のヒント

12月2日(土)本学尼崎キャンパスにて、映画「夢みる小学校」の上映を通じた公開講座が開催され、地域の家族連れや小学校の教職員、学生など60名以上の方が参加しました。
体験型の授業を導入する公立小学校の教育実践を描いたドキュメンタリーで、特別支援教育の対象となる子供や感情コントロールが難しい子供たちも含め、全ての子供が同じ教室で学ぶ様子、子供たちの成長過程、教員の悩みや喜びなどがリアルに描かれています。
「夢みる小学校」に登場する "子どもファーストな3つの学校"
私立の「きのくに子どもの村学園」公立の「伊那市立伊那小学校」「世田谷区立桜丘中学校」。
それぞれ校風も授業内容も異なりますが、" 子どもファーストな学校" という共通項があります。様々な行事を子どもたちが企画進行する、校則を減らすなど、「公立学校でもできるヒント」が映画には満載です。
"子どもファーストな学校" が全国に増えていくことを願って、この映画はつくられました。
映画「夢みる小学校」公式HP "子どもファーストな3つの学校"より引用


上映後には参加者同士のワークショップも行われました。このワークショップでは「全ての必要なものが揃っているとしたら何を達成したいか?」という問いを通じて、参加者が自身の幼少期の夢を再確認し、それを現在実現の度合について探求する時間を設けました。この自己探求のワークショップの両方を通して、参加者自身も新たな視点や考え方を再確認することができ、自身をとりまく様々な教育の問題に対する理解を深め、解決策を探るきっかけになりました。


最後の意見交換では、小学校教諭や幼稚園教諭を目指している学生や地域の方、児童館の職員などから教育に対する新たな視点や意識の変化が見られました。具体的には、教育の自由度の重要性、教育方法の多様性、子供たちから学べることの価値、若者支援の必要性、子供の自主性の尊重、個性尊重の教育、そして思いやりを育む教育の重要性についての認識が深まったという意見が述べられました。
今回の公開講座は、尼君実行委員会が主催し、尼崎市と本学が共催したものです。尼君実行委員会の皆さま、尼崎市の皆さま、そして、ご参加いただいた皆さまに深く感謝申し上げます。

尼君実行委員会