
ACP
「アジア市民防災推進会議(ACDRI)」の設立に関するキックオフ・ミーティング
関西国際大学がコーディネートして新たに設立された「アジア市民防災推進会議(ACDRI)」のキックオフ・ミーティングが、1月28日(日)KOBE Co CREATION CENTER/大学都市神戸 産官学連携プラットフォーム交流拠点」にて、開催されました。
2014年に本学は東南アジア6か国の大学との大学間連携コンソーシアム(ACP)を設立し、これまで学生を対象とした防災教育プログラムを展開してきました。今回新設されたACDRIは、この教育プログラムを各国の研究機関、市民団体、NGOなどと協力しながら、各国のコミュニティにおける防災リーダーを養成するプログラムにまで拡充させることを目的としています。なお、この試みは「トヨタ財団2023年度国際助成プログラム」にも採択されています。
キックオフ・ミーティングでは、濱名篤学長挨拶と藤岡健氏による久元喜造神戸市長メッセージ代読に始まり、ACDRIメンバーによる設立趣意書の調印が行われました。

また、国際ワークショップにおいては、会場のマレーシア、インドネシア、日本の3カ国の代表と海外の市民団体・NGO等とをオンラインでつないで、各国の市民防災の課題とグッドプラクティスの共有がなされたほか、それに引き続いて参加団体によるポスターセッションも行われました。

その後、市民ワークショップ「日本のコミュニティ防災」として、HAT神戸エリアへのバスツアーが行われ、HAT神戸の防災施設等の現地視察が行われました。また、JICA関西等が主催した防災イベント「イザ!美かえる大キャラバン!2024」にて、次世代の子どもたちに伝えるためのユニークなプログラムも実体験しました。


最後は、アジアン・カフェと題して、各国参加者が持参したお茶を飲みながら、和やかな雰囲気のなかで意見交換を行い、関係者同士の交流を深めました。
関西国際大学は、これからも、各国の研究機関や地域と協力し、市民防災の担い手を対象とした研修と顕彰の両輪制度を普及させ、安全で安心な社会を実現にむけた取り組みを進めて参ります。