世界展開力
Vancouver Island University(カナダ)との国際協働ワークショップが開催されました。
5月17日(金)、関西国際大学山手キャンパスにて令和4年度採択「大学の世界展開力強化事業」(インド・太平洋)推進における海外相手大学Vancouver Island University(カナダ・以下VIU)との国際協働ワークショップが開催されました。1日を通してVIUの学生27名、海外校教員3名、本学学生28名、本学教員講師4名、計62名が参加しました。
午前11時より行われたJoshua Flannery氏(Innovation Dojo Japan代表、本学客員教員)によるアントレプレナーシップを主題にした特別講義では、学生からの質疑を交えつつ、日本・神戸におけるスタートアップの実情、同氏が日本において起業するに至った理由等について講演が行われました。言語や文化の壁を乗り越えて日本での起業を果たした同氏の講演は、初来日したカナダの学生や日本に住む留学生にとっては共感できる点も多い学び、本学学生にとっては日本の潜在価値を再認識するきっかけとなりました。
ランチ交流会をはさみ、午後3時からは本学グローバルコミュニケーション学科生との交流授業(芦沢真五教授)が開催されました。二つのケーススタディーを題材に、異文化や障がいに対するステレオタイプ、偏見、先入観により生じる摩擦を考察し、それらに対してどう対応すべきか、グループごとにアイディアを発表しました。文化的背景の異なる学生同士のグループでグループワークを行うことで課題に対する当事者意識も生じ、英語でのコミュニケーションに多少の不安を感じながらも、活発な議論が交わされていました。
続いて午後16時45分から行われた、グローバルアントレプレナー論の交流授業(芦沢真五教授)では、Hondaの原点を動画コミックで視聴した後に、リーンキャンバスを用いたグループワークで起業当時の課題や顧客セグメント等を分析し、ビジネスモデルと起業プロセスを可視化しました。起業当時のHondaについて考えを巡らせた後は、グローバル企業へと発展したHondaの視点で、次世代に向けた新しい製品アイディアをグループでブレインストーミングし、発表しました。学生たちからは、環境・社会情勢・社会的弱者のニーズなどを配慮し、AIなどの最新技術を活用した大胆で独創性溢れるアイディアが出ました。