
国際交流・海外プログラム
インドネシアで第13回ACP会議を開催しました
インドネシアの古都ジョグジャカルタにあるアトマジャヤジョグジャカルタ大学(UAJY)を会場に、9月6日、ACPカンファレンスが開催されました。
ACP(Asian Cooperative Program)は、本学が2014年に「安全・安心」なアジアの発展をマネジメントできる人材を育成するために、東南アジアの協定校に声をかけて発足させた大学コンソーシアムです。今年、発足から10年の節目を迎えました。これまで共同でプログラム開発を行い、共通サーティフィケートの発行や多国籍の学生によるフィールドプログラムの提供などを行ってきました。今年度はトヨタ財団の助成金を受けて、市民による防災活動にも対象を広げ、プログラムを実施することになりました。
カンファレンスでは同日はACP Expert Session(専門家による研究発表会)、学生のACP International Field Study Program成果報告会、第13回ACP会議が行われました。ACP Expert SessionではACPメンバー大学の専門家による「Global Collaboration Session」、トヨタ財団プロジェクトのコラボレーションとしてACDRIメンバーによる「ICT & Community Session」の2つのセッションが行われ、インドネシア、マレーシア、タイ、日本の専門家計7人が研究発表を行いました。その後、昼食を取りながら意見交換が行われました。


午後は、ACP International Field Study Programの参加学生によるプログラムの成果報告プレゼンテーションが行われました。同スタディプログラムは8月25日から9月7日の日程で実施され、本学GSインドネシアの参加学生15名、UAJYの学生14名、ガジャマダ大学(インドネシア)の学生8名の計37名が参加しました。学生たちは6グループに分かれ、前日5日にプログラムの成果報告プレゼンテーションを行いました。そのうち優秀なプレゼンテーションを行った2グループが、この日、ACP Expert Session出席者の前でプレゼンテーションを行い、さらに専門家の審査を受け、最優秀プレゼンテーション賞受賞グループが選出されました。


その後、ACP加盟大学の代表者が集まり、第13回ACP 会議が開催されました。会議では、ACP活動の10年に及ぶ成果と意義を確認し、今後のACP活動の持続的発展をめざして、防災プログラムの共通化や地域や一般へのプログラムの提供、各国の中等教育や初等教育機関で使用できる防災教育のテキストや教材の提供などが検討されました。
