心理学科ニュース

202502.21
心理学科ニュース

【心理学部】サービスラーニングの取組みとして3回目となる防犯寸劇の上演を通じ、今増加している犯罪手口の危険性や対処法を啓発

「インターネットを安全・安心に使える社会をつくる」をテーマにサービスラーニングを毎年「サイバーセキュリティ月間」に併せて展開して来ました。

本年度は3回目で、昨今増加している「SNS型投資詐欺」を防犯寸劇として、その悪質な手口を物語的に訴え、対処方法を紹介しました。

様々な年齢層の人たちが利用するインターネットは、利便性の裏に危険性が潜んでおり、そのことに気付かず落とし穴にはまってしまう人達を少しでもなくそうと、2月9日(日曜日)新開地喜楽館において兵庫区役所主催の防犯落語会、11(祝日)イオンモール神戸南における「警察フェスタ」において心理学科の学生15名が寸劇を披露しました。

喜楽館では150名に及ぶ高齢者を、イオンモール神戸南ではショッピングに集う幅広い世代の買物客を中心に注意喚起と対処法の伝達を行いました。

サービスラーニングは体験型学習プログラムで、事前学習として神戸山手キャンパスにおいて兵庫警察署の担当官から新開地喜楽館、イオンセンター神戸南を管轄する兵庫警察署管内のサイバー犯罪の現状や最新の犯罪手口に加えて特殊詐欺や大学生も陥りやすい闇バイトに関する講義を受けたり、兵庫県警察サイバーセキュリティ・捜査高度化センターサイバー企画課の担当官と学生が連携してシナリオを練り上げ、学生が手作りで小道具を作り上げるなどの準備を行いました。

本(シナリオ)読み、教室を舞台として仮想した立稽古、動きの確認を繰り返し、サイバー企画課員のアドバイスを貰いながら、新開地喜楽館の高座やショッピングモール内の特設ステージにおいて、直接地域住民の方に言葉と動きで啓発する場として防犯寸劇を上演しました。

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9日は、防犯落語会においてプロの落語家の方2名の落語の上演の前座として、兵庫警察署生活安全課員の方の講和に続き、学生自らが作り上げた防犯寸劇を高齢者を中心とした観客に披露することが出来ました。喜楽館は舞台から観客席が近く、学生が言葉で直接観客に話しかけることが出来、学生のセリフに観客の方が応えるという、一体感と温かみのある貴重な体験が出来ました。

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11日は、大型のショッピングモールで、「警察フェスタ」と銘打った催しにおいて、みなとコートと呼ばれる吹き抜けの1階に設置された舞台で、観客の方にセリフがよく聞こえる様に交代にマイクを持ちながらの上演で、ぶっつけ本番でやや戸惑いながらも、集まった人達に啓発することが出来ました。

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学内における講義やゼミでは経験することが出来ない地域住民の方との直接的な会話や交流が出来たのではないかと思います。

本学においては、他大学と異なり警察本部や各警察署との直接的な交流が可能で、その強みを生かしたプログラムを今後も展開出来るよう模索したいと思います。

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兵庫県警察サイバーセンターXへのリンク

https://x.com/hpp_c3division/status/1889838206952284663?s=43&t=onHbbGI9fXKIB5WuFjnP6A

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