
心理学科ニュース
【心理学部】ネパール・ゴルカ大地震(2015)10周年・JICAチェアに村田昌彦教授が参加しました(2025年3月)
今から10年前の2015年4月15日、ネパールの首都カトマンズ北西約80kmのゴルカ郡でマグニチュード(Mw)7.8の大地震が発生し、9,000人以上の犠牲者が出ました。地震直後から日本政府はJICA国際緊急援助隊を派遣するなど、継続的に被災地復興支援に取り組んできました。
心理学科の村田昌彦教授は、地震発生1か月後と1年後に被災地に入り、JICAとともに復興支援を行ってきましたが、震災10年の節目に際して、今年3月5日~6日にJICAネパール事務所がカトマンズのトリプバン大学アジア研究センターと共同開催したJICAチェアシンポジウム「ネパールと日本の防災:公助・共助・自助の概念」に参加しました。
シンポジウムでは、ネパール政府、日本大使館のあいさつ、JICA、トリプバン大学からの開催趣旨説明に続き、村田教授は「日本における自助・共助・公助」をテーマに、阪神・淡路大震災をはじめとする多くの災害経験学んだ教訓を踏まえた基調講演を1時間余り行い、その後のパネルディスカッションでもパネリストとして参加し、文化的・地質的・社会的側面を踏まえたネパールの防災力強化に向けた活発な議論が交わされましたました。
JICAチェア終了後、10年前の地震で大きな被害を受けた世界遺産や学校の復興状況なども視察し、国連防災世界会議で提唱された「より良い復興」が実施されている状況が確認されました。
シンポジウムの様子については、JICAネパール事務所のFaceBookから閲覧できます。
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