学長室

201901.11
学長室

【学長室】阪神・淡路大震災から24年にあたって

1995年1月17日、阪神・淡路大震災が発生。戦後初の大都市直下型地震は、関連死を含め6434人の命を奪い、住まいや仕事など暮らしの土台を崩壊させました。あの日から 2019年1月17日で24年の月日が経ちますが、ほとんどの在学生が生まれる前の出来事となり、その記憶は希薄化しています。

しかし、次なる巨大地震も切迫し、24年前に比べ災害リスクはむしろ上がっており、私たちは防災意識を高めていかなければなりません。防災の基本は命を守ること、災害に立ち向かう力とは人を思いやる力でもあります。

本学の建学の精神である「以愛為園」は、人に対する思いやりや受け容れる姿勢、つまり他人の痛みや喜びに対する感性とそれを自ら行動に移すことができることでもあります。

"安全・安心"な社会や環境づくりをめざす本学の教育とその実践を通して、人と人とのつながりを大切にする社会の実現に取り組んでいくという決意を、皆さんと共に新たにしたいと思います。

最後に、改めて阪神・淡路大震災で亡くなられた皆様の鎮魂を心よりお祈りいたします。

                     学長 濱名 篤

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