看護学科コラム

202101.22
看護学科コラム

【看護学科】『助産師としての心構え』

私は、関西国際大学 保健医療学部看護学科 助産学専攻コースの教員の小河原と申します。助産師としての臨床経験の方が長く教員歴はまだ2年程です。今までの分娩介助件数は1500件以上あります。看護師長として勤務していたため、分娩には必ず立ち会うようにしていましたので、幸運なことにいのちの誕生には3000件以上立ち会わせていただきました。

母となる女性のひたむきで一生懸命な姿と、生まれる赤ちゃんのたくましい生命力と、母子が持つ「本能」と「ちから」を最大限に引き出せるよう、介助者も最大限の注意を払いお産に臨みます。
正常と異常が表裏一体のお産は、介助者の緊張感が高いにも関わらず、産婦さんにはリラックスできる環境を提供します。

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生まれてきた赤ちゃんには、「無事に生まれてきてくれてありがとう。」といつも感謝の気持ちを伝えます。そして、生命の誕生に感動し「なんて神秘的で奇跡の連続なのだろう。」といのちの尊さを全身で享受します。
お一人、お一人お産は違いますので、「これでもう出産時のケアは完璧できる」と思ったことはありません。

いのちに携わる仕事をする者が思い上がってはいけません。いつも初心にかえり、お産に真摯に向き合う姿勢を大切にしてきました。

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これからも教員として、産婦さんにより安全で快適な出産を提供するにはどうずればよいかを助産師学生と一緒に考えて関わっていきたいと考えています。

【保健医療学部 看護学科 小河原 みゆき 講師】

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